2007/3/24

376:裏漉し  

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 今日はオーディオテクネへ行ってきた。カーボンインシュレーターを先日HPから購入した際、オリジナルのアンプやスピーカーも扱っていることを知り、自宅から近いことから試聴用のCDとレコードを持っていった。

 車で約45分の近さである。住宅地の一角に唐突に出現する。普通の一戸建ての1階部分がお店となっている。店内は上の写真のとおりである。部屋の広さは15畳程度であろうか。3種類のオリジナルスピーカーが正面にあり、右サイドにはオリジナルの真空管アンプが幾つも並べられている。

 CDプレーヤーはマランツが使用されていた。アンプは真空管式のプリメインアンプでフルレンジのスピーカーというもっともシンプルなセットで試聴させていただいた。まずは諏訪内晶子のバイオリン。

 バイオリンの音が柔らかい。たおやかな音である。耳につく感じがなく自然である。ピアノの音色も自然、とても耳なじみが良い。心にしみ込む印象である。

 すごいと思わせる音ではなく、音楽にスッと入っていける感じがする。音ではなく音楽に神経を集中させることができる。スピーカーがフルレンジであり、その素直で旨みのギュッと詰まった感じの中域は本当に素晴らしい。

 続いてブルックナーとマーラーの交響曲を聴いた。さすがにフォルテでの迫力や低域の這うような感じはやや物足りないものの、音楽の主成分である中域の音の栄養分は本当に滋味に溢れていた。

 シンプルで奇をてらったところのないシステムであるが、雑味が丁寧に漉されていて、きめ細やかで生命感の溢れる音楽を奏でてくれる。続いてレコードを聞かせていただいたが、マイクロのプレーヤーにオリジナルのフォノイコライザーが使われていた。アナログのほうがより闊達というか活きの良さが感じられた。極めて高度に調整されたアナログの音を堪能することができた。

 表面的には凄いという印象は受けないのであるが、オーディオテクネで聞かせていただいた音楽は、極めて自然で、個々の音ではなく音楽自体に集中できる、とても高度なものであった。




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