2015/6/26
3386:OB
「さすがに、少し食べ過ぎたかな・・・」
シャトレーゼのデザートが数種類、矢継ぎ早に放り込まれた胃袋はやや重くなっていた。午後はINコースを回る。でだしの10番ホールは418ヤードのパー4。距離のあるミドルホールである。
午前中同様、最初のドライバーショットはまずまずの位置に付けた。OUTはここからずいぶんとてこずってトリプルボギーとしてしまったので、慎重に2打目以降をつなげていった。
どうにか無難にボギーであがれた。続く11番は354ヤードのミドルホール。パーオンに成功して「パーは確実・・・」と思われたが、1メートル半ほどのパーパットを外してボギーとしてしまった。
「少し流れが悪くなった・・・」そう思ってしまった。ゴルフというものは結構メンタルな要素が大きなスポーツである。
12番は305ヤードととても短いミドルホールである。ティーグランド脇には「200ヤード以内のクラブを選択してください。左側に民家があります。」と注意書きがしてあった。
ドライバーはちゃんと芯に当たると240ヤードほど飛ぶので、ユーティリティーを選択した。これならちゃんと当たっても190ヤードほどである。
そして、クラブを振った。何かがいけなかったのであろう。勢いよく飛び出したボールは途中からぐんと左へ曲がり始めた。
「左は浅いんですよね・・・もう一球お願いします・・・」
キャディさんの低いトーンの言葉が私の心をずんと沈めた。打ち直しはナイスショット・・・「なんで最初からこう打たないんだ・・・」と心の中で独り言をつぶやいた。このホールはOBのためトリプルボギーであった。
「やっぱり、練習もしないで90切りなんでおこがましいよな・・・」そんなことを思いながらカートに乗り込んだ。空には雲が少しかかっていたが、雨の心配はないようであった。
日中の大半の時間を使ってゴルフをしているなかで、ゴルファーの心理状態というものは山の天気のようにころころ変わる。
少し沈みがちであった心に変化が訪れることに・・・14番のショーホールでのことであった。163ヤードの距離表示を見て6番アイアン手にした。なるべく力まないように注意しながら打った1打目は右に大きくそれた。
ボールが向かった右方向には白杭が等間隔に並んでいる。ボールはその白杭の外側に吸い込まれるかと思いきや、ずんぜんのところで大きくバウンドして左側に戻ってきた。
グリーンそばに行ってみると、グリーンのやや右奥の平らなところに止まっていた。「ラッキー・・・!」と微笑んでアプローチ・・・これが同伴競技者から「OK!」をもらえるほどピンそばにつけた。「ラッキーパー」である。
なんだか心が軽くなった。その後15番と17番のロングホールで、どちらもパーオン、2パットのパーを奪った。それ以外のホールはボギーで切り抜けた。
午後のINコースは終わってみると「44」。12番のOBであきらめかけた、90切りをぎりぎり達成することが出来た。
「まあ、こんなこともあるものだ・・・」とゴルフの不思議さを噛み締めながら、18ホールの小旅行を終えた。
今日は顧問先の会社の社長二人と回った。一人はかなりの上級者である。しかし、前半のOUTコースは乱れ「47」。後半のINコースはしっかりと調子を取り戻し「40」。週に1回は必ずラウンドする上級者でも、調子は一定しないもの。それがゴルフの不思議さであり、面白いところでもある。
シャトレーゼのデザートが数種類、矢継ぎ早に放り込まれた胃袋はやや重くなっていた。午後はINコースを回る。でだしの10番ホールは418ヤードのパー4。距離のあるミドルホールである。
午前中同様、最初のドライバーショットはまずまずの位置に付けた。OUTはここからずいぶんとてこずってトリプルボギーとしてしまったので、慎重に2打目以降をつなげていった。
どうにか無難にボギーであがれた。続く11番は354ヤードのミドルホール。パーオンに成功して「パーは確実・・・」と思われたが、1メートル半ほどのパーパットを外してボギーとしてしまった。
「少し流れが悪くなった・・・」そう思ってしまった。ゴルフというものは結構メンタルな要素が大きなスポーツである。
12番は305ヤードととても短いミドルホールである。ティーグランド脇には「200ヤード以内のクラブを選択してください。左側に民家があります。」と注意書きがしてあった。
ドライバーはちゃんと芯に当たると240ヤードほど飛ぶので、ユーティリティーを選択した。これならちゃんと当たっても190ヤードほどである。
そして、クラブを振った。何かがいけなかったのであろう。勢いよく飛び出したボールは途中からぐんと左へ曲がり始めた。
「左は浅いんですよね・・・もう一球お願いします・・・」
キャディさんの低いトーンの言葉が私の心をずんと沈めた。打ち直しはナイスショット・・・「なんで最初からこう打たないんだ・・・」と心の中で独り言をつぶやいた。このホールはOBのためトリプルボギーであった。
「やっぱり、練習もしないで90切りなんでおこがましいよな・・・」そんなことを思いながらカートに乗り込んだ。空には雲が少しかかっていたが、雨の心配はないようであった。
日中の大半の時間を使ってゴルフをしているなかで、ゴルファーの心理状態というものは山の天気のようにころころ変わる。
少し沈みがちであった心に変化が訪れることに・・・14番のショーホールでのことであった。163ヤードの距離表示を見て6番アイアン手にした。なるべく力まないように注意しながら打った1打目は右に大きくそれた。
ボールが向かった右方向には白杭が等間隔に並んでいる。ボールはその白杭の外側に吸い込まれるかと思いきや、ずんぜんのところで大きくバウンドして左側に戻ってきた。
グリーンそばに行ってみると、グリーンのやや右奥の平らなところに止まっていた。「ラッキー・・・!」と微笑んでアプローチ・・・これが同伴競技者から「OK!」をもらえるほどピンそばにつけた。「ラッキーパー」である。
なんだか心が軽くなった。その後15番と17番のロングホールで、どちらもパーオン、2パットのパーを奪った。それ以外のホールはボギーで切り抜けた。
午後のINコースは終わってみると「44」。12番のOBであきらめかけた、90切りをぎりぎり達成することが出来た。
「まあ、こんなこともあるものだ・・・」とゴルフの不思議さを噛み締めながら、18ホールの小旅行を終えた。
今日は顧問先の会社の社長二人と回った。一人はかなりの上級者である。しかし、前半のOUTコースは乱れ「47」。後半のINコースはしっかりと調子を取り戻し「40」。週に1回は必ずラウンドする上級者でも、調子は一定しないもの。それがゴルフの不思議さであり、面白いところでもある。