2015/5/28

3357:Model2  

 ダンピングファクターは、その数値が高いほどアンプがスピーカーのユニットをしっかりと把握できるとされている。

 では、ダンピングファクターは高ければ高いほどいいかというと、そう単純なものではないようである。

 特にモニターシルバーのようにフィックスドエッジのユニットの場合、ダンピングファクターが高いと低域が出なくなってしまうという弊害があるようなのである。

 そのダンピングファクターを調整できる機能が付いているMarantz Model2は、フィックスドエッジを採用している古い時代のスピーカーを鳴らす際に大きなアドバンテージを有している。

 Marantz Model2の造形は、その少し茶色が入ったグレーの渋い色合いや、EL34をはじめとする真空管やメーター、スイッチの配置がいかにも高性能で精緻な印象を与える。インダストリアル・デザイナーであったソウル.B.マランツのセンスの良さがしっかりとあらわれている。

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 「Marantz Model2は、もし見かけることがあれば入手した方がいいですよ・・・」

 と、Aさんは繰り返し言われる。しかし、Maratnz Model2はヴィンテージ専門店の在庫リストの中に見つけることは難しい。

 かなり希少価値のあるヴィンテージ製品のようである。まあ、運よく見かけたとしても、即決できるような価格ではないではあろうが・・・

 Aさんのシステムはここ数年不動の状態が続いていたが、数ケ月前カートリッジがZYX AIRY-VからOMEGAに変わった。同じメーカーのカートリッジであるが、より帯域が広くなり、空間表現も広くなった。一言でいうとより高性能になった。

 そうなると、様々な再調整が必要になってくる。オーディオの調整能力において秀でた能力と経験を有するAさんであっても、その過程は試行錯誤の連続であったようである。

 その際に大きな役割を果たしたのがダンピングファクター。やはり、駆動するパワーアンプがModel2であったことは重要なことであったようである。




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