2015/3/11

3279:4年  

 今日は一日、鎮魂の日となった。あの日から4年が経過したが、その傷跡は癒えることなく、多くの人々の心に深い悲しみを刻み付けたままである。

 夜遅くやっていたニュースの特集のなかで、妻を津波に流され、まだ行方不明のままの男性が紹介されていた。

 行方不明の妻の捜査を少しでも行いたいと潜水士の資格を取り、週に何度かボランティアとともに海に潜り、行方不明者の捜索を行っている。

 海の中にはまだまだがれきや流された日用品があり、海の底に眠るそういった品々を見ていると、生活そのものが多くの人の命とともに一気に流されてしまったことが窺える。

 その男性の妻は勤めていた銀行の屋上に避難したが、想像を大きく上回る巨大な津波のうねりは、その避難していた人々をも飲み込んでしまった。

 遺品として唯一見つかった携帯電話には彼に宛てた未送信のメールが残っていた。「津波凄い」と打たれていた。

 その男性は50代なかば・・・ほぼ同じ年代であるからか、自分の身に置き換えて想像しながらテレビを観ていた。

 4年前といえばORBEA ONIXを購入したのも4年前であった。震災が3月で、ORBEA ONIXを買ったのが4月・・・震災が何かの契機になったのかもしれない。

 それまで所有していたCOLNAGO CLXには週に一度ほど乗っていた。しかし、今のように長い距離を走ることはなく、自宅そばの多摩湖周遊道路を1時間ほどかけて2周するだけであった。COLNAGO CLXには3年間乗っていた。

 もっと長い距離鵜を走りたくなった。多摩湖の周遊道路では歩道と完全に区分されているサイクリングロードを走っていた。いきなり車道を車とともに走ることには恐怖感を感じていたし、どのようなルートが良いのかもまったく分からなかった。

 そこで、ORBEA ONIX購入とともに購入したショップが主催しているチームに参加させてもらった。それがきっかけとなってロードバイクにどっぷりと嵌ることに・・・

 4年の月日が流れた。震災で愛する家族を亡くした人にとっては「あっという間の4年・・・あの日がまるで昨日のことのよう・・・」という気持であろう。

 私とORBEA ONIXとの4年もある意味あっという間であった。でも、その4年は様々な新しい経験をさせてくれた4年でもあった。



2015/3/13  8:40

投稿者:tao

pontaさん
「不在」を感じる時って時折ふっと訪れますよね・・・
時間の経過によってもその不在感を癒すことはなかなか難しいようです。

2015/3/12  21:31

投稿者:ponta

私にとっては、2012年の10月から時間が止まってしまいました。
いまだにその不在自体が虚偽であるかのように見えます。
死とは、物理的には単なる不在でしかありませんが、心理的には呪縛的な空虚感・虚無感とでも言えましょうか。
有る筈もないないあの世さえもウイーンのムジークフェラインに似て魅力的であります。


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