2014/12/28

3206:走り納め  

 朝、目覚めた。まだ暗かった。時計を確認すると5時45分であった。「ちょっと早いな・・・6時まで待ってからベッドから出るか・・・」そんなことを思った。ベッドの中は温かかった。肌触りの柔らかい毛布で包まれているその密やかな空間は暖気に溢れ、居心地は最高に良かった。このぬくぬくとした場所に出来るだけとどまっていたかった。

 少しうとうとしたようである。次に目覚めたときは6時20分であった。「これ以上引き延ばすことはできない・・・」さっと布団を剥いで、リビングルームへ降りていった。そこで、サイクルウェアに着替え、朝食を手早く済ませた。「早く起きた朝は」をテレビで観て、ORBEA ONIXに跨った。 

 自宅を出た時のサイコンの気温表示は1℃であった。少し走ると多摩湖の堤防から武蔵大和駅近くの五差路の交差点までしばらく下る。顔に勢いよくあたる冷気はしびれるような感じである。

 走り出して10分もすると指先がかじかみ始める。冬用の分厚いグローブをしているが、指の第二関節より上の感覚がなくなってくる。

 7km程走ると集合場所のバイクルプラザに到着した。みんな最初に口をつく言葉は「寒いですね・・・」であった。

 今日はチームでの今年最後のロングライドであった。目的地は定番中の定番である「正丸峠」。往復約100kmの距離である。

 今日の参加者は7名。そのロードバイクの内訳はORBEAが4台。BHが2台。Ridleyが1台という構成である。

 行き慣れた道である。7台でトレインを形成して進んだ。走り出してしばらくすると少しは体が暖まってはくるが、日陰に入り込んでしまうと、やはり寒さが身に染みた。

 いつものように旧青梅街道を西へ進んだ。しかし、今日はいつもと違うことが生じた。旧青梅街道がその交差点の名前通り大きく曲がる「大曲り交差点」で、落車が発生してしまった。怪我の程度はひどくはなかったが、痛そうであった。

 気を取り直してリスタートした。旧青梅街道から岩蔵街道へ入り、圏央道の青梅インターを通り過ぎて、山間の風景の中へ入り込んでいった。

 岩蔵温泉郷を抜けてしばらく走った先のファミリーマートでいつものように休憩した。ここでトイレを済ませ補給食を口にする。

 店の前にはベンチがいくつか並んでいる。そこに座ってしばし休憩。ここはいつも日当りが良い。太陽の光を受けていると身も心も温まる。冬の日向ぼっこ・・・猫なら気持ちよさそうに丸まるであろう。

 時間が来たら温かい天国のようなベッドから抜け出さないといけないのと同じで、いつまでも冬の日向ぼっこを堪能しているわけにはいかない。

 ヘルメットをかぶり、サングラスをかけ、グローブをして、さらに山間部へ向かって進んだ。7台のトレインは比較的速いペースで走った。

 山伏峠の上り口に着いた時には、その速かったペースのためか、太ももに張りを感じた。トイレを済ませ、脚を軽くストレッチした。

 山伏峠の上り口はいつものように静かに我々を迎えてくれた。特に歓迎するわけでもなく、拒絶するわけでもなく、自然体のままで見守っているようであった。山伏峠を上りきり少し下る。正丸峠の上り口に途中から入り込んでしばし上ると峠の頂上に「奥村茶屋」がある。そこがゴールである。




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