2014/12/23

3201:美登利寿司  

 小田急線の梅ヶ丘駅で電車を降りた。人の流れとともに改札へ向かって進んだ。天気は良かった。風もなく、穏やかな冬の休日である。師走も終盤へ入りクリスマス目前という時期であるので、人々の足取りも心なしか急ぎがちに感じられた。

 改札を出ると、ishiiさん、たくみ@深川さん、キャンベルさん、Falioさんがすでにいらしていた。今日はオーディオ仲間で集まって「忘年会」をする予定が入っていた。

 忘年会というと、夜、居酒屋かどこかでアルコールを飲みながらというのが定番であるが、今回の忘年会は昼に有名なお寿司屋さんでというちょっとひねった趣向であった。

 梅ヶ丘の駅前はどうということのない駅前である。住宅街の駅なのでそれほど賑やかということもない。しかし、駅の改札を出て歩いてものの数分いった一角だけ人々の集積が形成されていた。

 そこが今日の目的地である。「美登利寿司」・・・有名な店のようである。入口の前から続く行列の長さがそれを物語っていた。

 ishiiさんが予約していてくれたので、その長い行列に並ぶことなく、すぐに店内に入りテーブル席につくことが出来た。

 店内は熱気にあふれている感じであった。店員さんは皆てきぱきと行動し、数多くの客に対応していた。

 キャンベルさんとFalioさんは生ビールで、ishiiさんとたくみ@深川さんと私はお茶で乾杯した。「お疲れさま・・・来年もよろしく・・・」

 寿司は「板さんおまかせにぎり」を頼んだ。税抜きで2800円。税込みで3024円である。カニ味噌に包まれたカニ身の乗ったサラダや茶碗蒸しがまず出た。どちらも丁寧な仕上がりである。

 そして、見た目からしてもインパクトのある「板さんおまかせにぎり」が、豪華な器に乗ってめいめいの目の前に置かれた。

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 その豪快にして繊細なお寿司のオーケストラを目にして、この店がこれほどに人々を曳きつける理由がすぐさま納得された。

 箸をつける前から、その味わいの良さが舌の上に雪崩れ込んでくるような美しさである。「これは絶対に美味しい・・・」疑うことなく確信して、一つ一つ丁寧にじっくりと味わうように賞味した。

 「美味い・・・」  「甘い・・・」  「深い・・・」

 そんな短い言葉の数々が、舌からの伝達情報を即座に解析する脳の味覚中枢から次々に打電されてくる。「ニイタカヤマノボレ・・・」そんな意味不明な暗号すらその中に混じるようである。

 5人の顔は笑顔で満たされる。人は美味しいものには正直なものである。これは大人も子供も区別はない。

 1時に入店して1時間半・・・最後のデザートを食する頃には、5人の目じりは平均値で75ミリほど下がっていた。

 店を出たとき、入店時と店の外に続く行列の長さは変わっていなかった。むしろ少し伸びたようである。「分かります、その気持ち・・・待ってでも食べる価値ありです・・・」心のなかでそうつぶやきながら駅の方へ歩いた。

 ishiiさんとたくみ@深川さんと私は、この後ジャズケンさんのお宅を訪問する予定が入っていたので、駅でキャンベルさんとFalioさんと別れてタクシーをひろった。タクシーで20分ほど行ったところに、ジャズケンさんのお宅はあった。




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