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2007/1/15

ALFA166  

 車のマイナーチェンジは当たりはずれがある。どちらかというとがっかりさせられるケースのほうが多いようだ。最近ではBMW7シリーズのマイナーチェンジには落胆した。マイナーチェンジにより、それ以前に持っていた毒がすっかり抜けてしまった。「牙を抜かれた虎」といった印象を受けた。とある車の雑誌に「志が低くなってしまった。」と評されていたが同感であった。

 また相当前になるが、ALFA166がマイナーチェンジした時も同様の落胆を味わった。マイナーチェンジによりきりりとした好青年風の風貌に変わり、それ以前の独特のもっさりした味わいのある風貌が台無しにされてしまった。「なんでこんな普通の車にしてしまうのかな・・・」と内心思わざる得なかった。

 ALFA166という車自体、比較的というか相当マイナーな存在であるが、その独特のフロントマスクと全体を包み込む優雅にして伸びやかな造形は、いまだにその魅力を保ち続けている。そして熱心なファンが多い車でもある。10人中2,3人しかいいデザインといわないような気がするが、他に変えがたい独特の魅力を持っている。

 昨日MESSAさんのお宅にお伺いする際、信号待ちしているALFA166を見かけた。オーロラというこれまた独特の淡い色合いであった。ついつい目で追ってしまった。もちろんマイナーチェンジ前のモデルである。「やはりいいな〜」とついつい思ってしまった。

 そのALFA166を見ながら、何故か最近よく聞いているJohn Abercrombieのギターを連想してしまった。アナログでよく聞いているのであるが、「Back-Wood Song」という曲を思い出させるのである。この曲も10人中2,3人しか良いと思わないであろうが、その中空を漂うようなとらえどころのないギターが微妙にしびれるのである。

 車にも曲にも多少の毒気けというか灰汁のようなものがあったほうが味わい深いような気がする。オーディオの音もまたしかりであろう。一人一人デザインに対する嗜好性が違うように音に対する嗜好性も異なっているはず。あまりにバランスを欠いたものは別として、その人が気持ちいいと感じる音に調整していき、その結果万人受けする音でなくなってもそれはそれで素晴らしいことなのであろう。

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