2014/6/24

3020:遠雷  

 天気予報は「関東地方は昼前から雨が降り出すところが多いでしょう。大気がとても不安定になりますので、雷雨や雹、竜巻などに対する注意が必要です・・・」と伝えていた。

 そんな悲観的な天気予報を聞いて、こころもち暗い気持ちで車にキャディーバッグを積み込んだ。プライベートならキャンセルすることもできるが、今日はコンペである。よっぽどのことなない限り中止にはならない。

 「もしかしたら、午前中はもつかもしれないな・・・」

 そんな希望的観測を抱きながら空を見上げた。灰色の雲が空一面を覆っていたがすぐに降り出しそうではなかった。

 車で向かった先は東京国際カントリークラブ。スタートは8時34分。自宅から1時間ちょっとで着く。7時少し前に家を出た。

 スタート時間になってOUTのスタート地点へ向かった。曇っていたが、空は少し明るい灰色であり、しばらくはもちそうであった。

 途中途中で空を見上げながらのラウンドであった。相変わらず練習場で時間を過ごすことがないので、やはりショットが安定性をかく。

 時折ナイスショットもあるが、とんでもないミスショットも出る。午前中は0Bがらみのトリプルボギーが二つも出て、撃沈。「48」とさえないスコアで上がった。

 雨が降り出すことはなかった。午後のスタートは12時7分。「もしかして・・・降らなかったりして・・・」と少々期待感を抱きながら時折天を仰いだ。

 しかし、INコースの半分を終えた頃から遠雷が聞こえ始めた。その方角を見るとまっ黒な雲が空を占有していた。そして風向きが頻繁に変わり、涼しい風が吹き始めた。

 きっとあの真っ黒な雲の下では激しい雨が降っているのであろう。あの雲が我々の頭上に迫ってくるのも時間の問題であろう。

 しかし、不思議と雨は降りださなかった。何かに追われるような感じでホールを消化していった。17番を終え、18番ホールに向かった。

 その頃はすでに真っ黒な雲が迫ってきた。周囲はすっかりと暗くなっていた。風に運ばれてきた雨粒が時折地面に達していた。

 「あと一ホール・・・どうにかもつか・・・」

 雷の数は増えていた。まだ間近なものではないが、低く唸るような響きが不気味であった。ティーショットを放ち、セカンドショットはどうにかグリーンの端を捉えた。ここからツーパットでいけばパーである。この最終ホールをパーで上がればINは「44」。まずまずのスコアということになる。

 グリーンに上がり、ボールマークをした。その瞬間大粒の雨がグリーンの芝を叩き始めた。もうラインを読んでいる暇などない。皆一斉にパットをすませた。私は残念ながら3パットとなりボギーとなった。

 カートに乗って急いでクラブハウスを目指した。クラブハウスに着く途中、ゴルフ場にアナウンスが流れた。「雷のため、プレーを中断して退避してください・・・」

 雷鳴は近付いていた。雨はどんどん激しさを増してきた。滑り込みセーフといった感じで、どうにかこうにかゴルフを終えることができた。




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