2014/2/25

2902:イヤホン  

 若い人たちの音楽の楽しみ方は圧倒的にイヤホンやヘッドフォンで聴くスタイルである。我が家の二人の子供たちもそうである。

 子供だけでなく最近は同年代である妻も一連のアップルの製品から伸びたイヤホンを耳に入れ、それで音楽を楽しんでいる。その小さな「魔法の箱」には数千曲が入り、いつでも気軽にお気に入りの曲を取り出せるようである。

 家電量販店の「オーディオコーナー」で最も売り場面積を占有しているのは、イヤホンやヘッドフォンである。

 スピーカーを買って、アンプを買って、プレーヤーを買って、そしてそれらをセットして椅子に座って音楽を聴くというスタイルは、完全に時代遅れになってしまったようである。

 そんな時代遅れのスタイルにしがみついていた私は、i-Podを操作したこともなかった。しかし、最近私は時折イヤホンをしている。

 それは自宅ではなく、オフィスにいる時にである。パソコンにはイヤホン用のミニジャックがついている。そこにミニジャックを差し込んで、イヤホンを両耳に差し込む。最近のイヤホンは形状がよく考えられていて、しっかりと耳の形になじみ、ちょっとのことでは外れたりはしない。

 聴いているのはクラシックである。「Youtube」から曲を選び、聴くのである。画面は業務用のソフトが立ち上がっているので動画は見ないで、音だけを流すのである。

 インターネットと業務用のソフトが同時並行でパソコン上で動くことは最近になって発見した。そこで仕事をしながらBGMとしてクラシック音楽を聴いているのである。

 これであれば、スタッフには迷惑はかけないし、仕事に集中できる。ただし日中は電話がかかってきたり、来客があったり、スタッフとの打ち合わせがあるので、イヤホンをつけているわけにはいかない。

 イヤホンをつけるのは夜になってからである。この時期は結構夜遅くまで事務所で仕事をすることが多い。心身ともに疲れてくると集中力が鈍る。

 イヤホンで音楽を流すと自分ひとりだけの世界がしっかりと確立する。自分の体の周りに見えないバリアができたようになる。すると、なんとなく仕事がはかどるのである。

 便利な世の中である。若い人たちがイヤホンやヘッドフォンの世界の中で充足し、そこから出る必要性を感じなくなるのも分かるような気がする。

 わざわざ、大きなスピーカーをセットして、専用ルームで大きな音で楽しむという趣味はきっと「時代錯誤の極致」なのであろう。




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