2014/1/28

2874:SPU  

 Aさんから数日前にメールが来ていた。

 「SPUを聴きに来ませんか。最近ORTOFONのSPUを入手し、SME 3009SUに装着して聴いたりしています。なかなかこれが良いんですよ。今までステレオカートリッジはMC09AやDL103を愛用していましたが、もうひとつ良いものを見つけました。私は自宅のすぐ傍で自営業をしていますので、仕事などで近くに寄られた時など、気軽に声をかけてください。」

 ちょうど、今日は6時半からAさんのご自宅のそばの顧問先に訪問する予定が入っていたので、夜になってから伺うこととなった。

 Aさんのマンションの呼び鈴を鳴らした時には7時半頃であった。途中、カツサンドを2人前仕入れてきたので、Aさんが淹れてくれた美味しいコ―ヒーとともに食して、まずは腹を満たした。

 Aさんは一人暮らしである。マンションのリビングルームがリスニングルームになっている。広さは12畳ほどあるであろうか・・・

 2台のLINN LP12がラックの最上段に並んでいる。一方はウォールナットの台座でSME 3010Rが装着されている。カートリッジはOrtofon MC09A。もう一方はブラックの台座でSME 3009SUが装着されている。前回お邪魔した時、こちらにはオーディオテクニカのモノカートリッジが装着されていたが、今回はORTOFON SPUがその大きめの姿を誇らしげに披露していた。

 「3010Rにも3009SUにもSPUは装着できるんですけど、今回はSUのほうに付けてみました。追加のウェイトが必要なんですが、それさえあれば、結構手軽に付け替えが出来るんですよ・・・」

 ORTOFON SPUは1959年の発売。それから50年以上もの長きにわたって発売されている。現在も数種のラインナップがあり、その外観や基本構造は発売当初と変わっていない。

 Aさんは熱心なジャズレコードのコレクターでもある。聴くのはジャズのみ。今日もその貴重なコレクションの中から数枚を聴かせていただいた。

 しかも、2台のLP12で交互に聴くという贅沢な一時を過ごすことができた。LP12はほぼ同じ仕様であるが、セッティングが少し違う。ウォールナットのLP12は底板の着いた標準的なセッティングであるが、ブラックのLP12は底板が装着されてなく、真鍮製の円柱型インシュレーターで台座を支えている。

 まず取り出されたレコードは、Shelly Manne 「234」。残念ながらジャズの事は全く分からない。このレコードが貴重なものなのかどうか・・・どのような歴史的背景をこのレコードや演奏者が持っているのかも全く真白の状態である。

 ジャケットを手にとってしげしげと眺める。レコードの楽しみの一つはジャケットである。一つのアートとして立派に成立するサイズである。CDには無い楽しみである。「渋い・・・」実に渋い男がそのジャケットには映っていた。

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