2013/8/24

2718:Westminster  

クリックすると元のサイズで表示します

 TANNOY Westminsterはとても大きなスピーカーである。しかし、t-wingさんの広大なリビングにおいては、その大きさはそれほど際立たない。

 なぜならその部屋の広さは一般的なリスニングルームのそれをはるかに凌駕しているからである。スピーカーの背後は広大なガラスがそのほぼ全面を占めていて、緩やかな陽光を部屋の中へ導き入れていた。

 t-wingさんは決してオーディオマニアではない。古い時代のジャズが好きで、この部屋でゆったりと聴かれることが多いとのことである。

 「あんまり、眉間に皺を寄せたり、腕組みして、耳を研ぎ澄ますような音楽の聴き方はしません。そういった感じって肩が凝るでしょう。できるだけ、ゆったりとした心情で音楽と接したいのでこういうシステムになっています。時折オーディオマニアの方がいらっしゃいます。定位がどうのとか、低音の質感がどうのとか、言う方もいますが、そういったことはほとんど気にしません。」

 Westminsterを駆動するアンプはマッキントッシュのプリメインアンプ。CDプレーヤーはLINNのMAJIK。シンプルな構成である。

クリックすると元のサイズで表示します

 t-wingさんのお宅は阿寒湖のほど近くにある。居間のガラス越しには阿寒湖がかすかに見える。敷地の隣には観光ホテルの建物も見える。そういった風光明美な環境にある。

 しばし、その広々とした居間で、音楽を聴かせていただいた。美味しいケーキとエスプレッソを頂きながら聴くその音は、実にゆったりとしている。

 Westminsterは、その容姿通りの音がする。Westminsterは本来こういう環境で鳴らすべきスピーカーなのかもしれないという気さえしている。

 普通の日本の家庭事情においては可能性のほとんどない環境ではあるが、こういう環境でこそ鳴らすべきスピーカーなのかも・・・という気がしてくるのである。

 そして、細かな粗を探すような愚をおかすことなく、この部屋に流れる空気に身を任せるべきであろう・・・

 家族連れであったのでゆっくりとすることはできなかったが、豊かな時間を過ごさせてもらった。




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ