2012/10/22

2412:ガソリン  

クリックすると元のサイズで表示します

 柳沢峠の頂上で休んでいると、体が冷えてきた。標高が高いので気温が低いようである。我々のチーム以外にもロードバイクでこの峠を上ってきている方も数名いた。さらにトレッキングで来ている方や、車で来てその眺望をカメラに収めている人々も多かった。

 しばらく休憩してから下り始めた。下りは豪快である。非常に寒いが、風を切って降りていく。下りながら「こんなところを上ってきたのか・・・辛いはずだ・・・」と思う。ほんの少し前、この道をぜいぜい言いながら上ってきたことがだいぶ昔のことのように感じられる。

 途中奥多摩湖と青梅線の古里駅近くのコンビニで休憩をした。それぞれ飲み物やエネルギー源となる食料を補給した。

 さすがに長い距離を走ってくるとお腹がすく。サイクルコンピューターのカロリー消費量の計算が正しいのか、間違っているのかは判然としないが、その数値は5,000キロカロリーを超えていた。補給しないと「ハンガーノック」になってしまう。

 この時ばかりは、ガッツリ系の食べ物も気にせず食する。ロングライドの途中で良く食べるのが、おにぎり、どら焼き、スパゲティー、チョコスティックなどである。

 自動車にとってのガソリンのようなものなので、枯渇してしまうと走れなくなってしまう。最後の休憩地点である古里駅そばのコンビニに寄った時には陽は相当傾いて暗くなり始めてきた。

 今は5時を過ぎると暗くなり始める。ここからは暗い道を走ることになる。ロードバイクのハンドル部分に取り付けてある小さなLEDライトとサドルの下あたりについている赤く点滅するテールライトのスイッチを入れた。

 暗い道では距離感がつかみづらい。前方を走るメンバーの、赤いテールライトをしっかりと確認しながら走っていく。

 車の少ないエリアでは相当なハイペースで走行した。先ほどタンクに貯め込んだ食料が燃焼してエネルギーを発生させる。そのエネルギーが脚を回す。その動力でロードバイクは進んでいく。

 青梅街道の途中で、私はチームを離れて家に向かうための脇道に入っていく。「お疲れさまでした!」と声をかけあう。確かに疲れた・・・体は重かったし、腰に鈍い痛みもあった。しかし、心は軽くなっているような気がした。




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ