2006/10/22

コンサートホール  

 昨日はインターナショナルオーディオショウに出かけた。今回で3回目であるが、その熱気はますますヒートアップしているように感じた。人気のあるブースは講演会でなくても常に満席状態で、お目当てのひとつであったAVALONのISISは人垣の頭越しでの試聴であった。もうひとつの注目株であるGerman Physiksのフラッグシップ機は、音を聴くことはできなかった。しかし、その姿は予想以上にかっこよく、現実的な価格ではないが、「いつかは・・・」と内心思うところがあった。

 その後Akimitsuさん主催の飲み会があり私を含めて7名のオーディオマニアが集い飲んだ。私以外は皆さん数年来のオーディオ仲間であり、その会話の濃さとディープさに目を白黒させながら聞き込んでいた。飲み会が終わったのは11時過ぎ、家に着いたときは日付が変わっていた。疲れきっていたので、そのままベッドへ直行。

 今日はやや遅めの朝食を済ませてから、リスニングルームのドアを開けた。ドアを開けた瞬間、オーディオ機器の熱が確かに感じられる。機密性が極めて高いので、熱もほとんど逃げない。夏は結構辛そうである。窓を開けて空気を換気。外からは涼しい爽やかな空気が流れ込んでくる。

 空気が大方入れ替わったところでCDトランスポートのトレーをOPEN。リフォーム後初めての音出しとなる。かけるCDは以前から決めていた。ブルックナー 交響曲第7番 ニコラス・アーノンクール指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団をCD棚から取り出し、emm labs CDSDのトレーに載せる。

 あまりにテンションを高くして前のめりになって聴くと、肩透かしを食らったときもんどりうって倒れてしまう危険性があるため、多少慎重に身構えながらリモコンのPLAYボタンを押す。冒頭の弦楽器の音が流れてきた瞬間、「音の生命感が違う・・・」とつぶやかずにはいられなかった。「部屋の重要性は大きい、ある意味オーディオ機器よりも大きな要因となる。」ということは、頭の中では分かっていたのであるが、今回その音の変わりようを実際耳にして、その感を改めて強くした。

 全てのオーディオ機器は使用期間が1年未満。部屋も電源関連部品も新品状態。味わいの深さやコク、まろやかさはこれからの熟成によりさらに進化していくことであろう。現状では音の片鱗に精密な工作機械から削り出されたばかりの金属部品のような角が立った感じが散見されるが、これは時間の経過とともに解消されるはず。

 ブルックナー 交響曲第7番の第1楽章が終わったところでディスクを取り換えた。次はマーラ− 交響曲第2番 GIRBERT KAPLAN指揮ウィーンフィル交響楽団。冒頭の凛と張り詰めた低弦楽器の音が噴き出すように湧き上がってくる。SACDらしい広いダイナミックレンジを感じさせる音である。特に低音の力強さと床を這うような量感は、細身のHRS-120 CARBONから出ているとは俄かには信じられないくらいである。

 この低音はリジットな床がしっかりと受け止めてくれなければ絶対に出ないものであろう。以前の床では床が盛大に鳴ってしまって、音を相当濁らせていた。混濁感のない、そして量感のある低音は心地良いものである。マーラーなどの編成の大きな交響曲にはこの低音の支えはとても重要な要素である。

 マーラーの交響曲第2番も第1楽章が終わったところで、トレーから取り出した。次のディスクはJENNIFER WARNES「THE WELL」。4曲目too late love comesをかける。この曲は昨日のインターナショナルオーディオショウのスキャンテック販売のブースにておいてアナログで聞いて感動した曲。

 スキャンテック販売のブースではSPIRAL GROOVE+GRAHAN ENGINEERING+LYRAという華麗にして壮麗なまでの美しさに彩られたアナログ機器を中心としたシステム構成であり、その音はとても魅力的であった。我が家で聞ける音もオーディオ的な評価軸で言えば、昨日聞いた音と拮抗している。味わい深さという点ではアナログにやはり分があるが、我が家のオーディオ機器の真のポテンシャルは相当高得点を叩きだせる力があるということが、今回改めて分かった。

 セッティングのさらなる詰めや、機器や電源関連部品及び部屋自体のエージングにより深みとコクのある音色に熟成していくことを考慮すると、今回のリフォーム工事は大きな成果を上げた、と言っていいようだ。いろんな経過があったが、私一人だけが観客であるコンサートホールをようやく手に入れることができた。



2006/10/24  1:24

投稿者:tao

まんぺいさん、一昨日はお疲れ様でした。
オーディオを趣味していると、節目というものが時としてあるものですね。オーディオ歴が短い私ですが、今回の専用オーディオルームの完成は大きな節目となりました。
11月のまんぺいさんのお宅でのOFF会、今から楽しみです。

2006/10/24  1:17

投稿者:tao

MESSAさんコメントありがとうございます。
コンサートホールを観客席を髣髴とさせる音にワクワクしています。もちろん掛け値なしとは行きませんが、今後の微調整と熟成で掛け値なしのレベルまでもって行きたいところです。

2006/10/23  23:09

投稿者:まんぺい

新リスニングルームの立ち上げ、おめでとうございます。
もの凄く羨ましいです。
初めての音出し...、感激ですネ。

今、Taoさんの文章に感化されて、
自分の過去のオーディオ体験が思い起こさるようです。
節目節目で、大なり小なり、色々な感動がありました。

ここは、Taoさんの感激を"お裾分け"と言うことで。
今、リスニングルームで、ブルックナーの7番を聴いています。

....音楽って、オーディオって、本当に素晴らしいです!!

http://manpei.exblog.jp/

2006/10/23  22:54

投稿者:MESSA

 少し出遅れましたがおめでとうございます!待ちに待ったTaoさん専用のコンサートホールですね(^^)/ こらからはセッティングetcで楽しい日々が続きそうですね。本気で羨ましいです(^_-)

2006/10/23  6:52

投稿者:tao

NAITさんコメントありがとうございます。
IAS後飲み会、オーディオだけの話題で約4時間、あっという間に過ぎてしまいました。皆さんの博識振りと熱意と行動力には頭が下がりました。
部屋と電源の改良工事も終わり、オーディオ機器が活き活きと鳴る環境は整備できました。これからも試行錯誤を繰り返し、より自分が心地良く音楽に浸れる音造りを目指します。

2006/10/23  6:46

投稿者:tao

Akimitsuさんコメントありがとうございます。
当然電源の改良は効いています。電源と部屋の音響は今回のリフォーム工事の両輪の輪です。でちらか一方だけでは、今回のような成果は得られなかったと思います。電源関係もこれからいろんな実験ができるのが楽しみです。200V給電や2種類の壁コンセントの音比較など・・・その際はお付き合いください。

2006/10/23  6:42

投稿者:tao

KIMURAさんコメントありがとうございます。
KIMURAさんのブログがきっかけで松浦さんを紹介していただき、さらに石井式リスニングルームへと突き進んきました。その甲斐あってか、オーディオ機器の真の実力を発揮できる環境が整ったようです。まだまだこれからの熟成を待たなくてはならない点も多く有りますが、その経過も楽しめそうです。

2006/10/23  6:38

投稿者:tao

かつさんコメントありがとうございます。
専用リスニングルームはオーディオ機器を購入する場合よりはるかに、きっかけというか踏ん切りが必要ですが、そういったきっかけがあった時には思い切って飛び込むといい結果が出るはずです。

2006/10/23  6:35

投稿者:tao

ハンコクさんコメントありがとうございます。
待った甲斐があったといっていいでしょう。セッティングはポン置きですので、さらなる詰めが必要ですが、そういった作業も楽しくなりそうです。

2006/10/23  6:33

投稿者:tao

ゆうけいさんコメントありがとうございます。
ハイエンドといわれる高額なオーディオ機器をそろえてもそれを入れる器がよくなければ料理も映えないものだとよく分かりました。


※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ