2012/1/29

2145:5200キロカロリー  

 先日降った雪は氷の塊となり道端の所々に点在していた。そのため、ロードバイクで走るのには、普段よりも車道側に膨らむ必要があった。狭い車道などでは、その氷の塊と車に気を使いながらの走行となる。

 今日のロングライドは、そのためにより慎重な走行をすることが要求された。さらに今日は寒い上に、風が強かった。

 もちろん寒い北風である。往路で五日市街道を走っているときには、強烈な向かい風であった。風をかいくぐるようにして進んだ。ほぼ平坦な道であるが、向かい風だと疲れる。心拍数も普段よりも高くなる。さらに体感気温がぐっと下がる。氷の固まり同様、今日の風は強敵であった。

 今日のロングライドの目的地は相模湖。往復で100kmほどの距離である。五日市街道を西へ進み、天王橋で左折して八王寺方面へ向かっている途中でアクシデントがあった。

 8名で隊列を組んで走行中、私の少し前を走っていたメンバーが道路脇に渾然と現れた氷の塊に乗り上げてしまい落車したのである。

 幸い本人は軽い打撲のみで怪我はなく、車体にも大きなダメージはなかった。ロードバイクで氷に乗り上げてしまうと、まず落車する。タイヤが完全にグリップを失ううえ、氷の表面はでこぼこしていてバランスを崩すからである。

 そのアクシデント以降、皆一様に氷の塊に注意し、慎重に進んだ。高尾山の脇を抜け大垂水峠の上り口に差し掛かると、風景は一変した。まさに雪国を思わせるような風景である。

 路面の端には氷と化した雪の残骸が盛大に残っていた。さらに道路の周囲には真っ白な世界がまだ残っていたからである。

 大垂水峠は緩やかな斜度の上りが続く。登坂スピードは普段の峠の上りよりも速くなる。上っていくに連れて徐々に心拍数が上がってくる。パワーのないエンジンの回転数は早々と180を越え、危険水域の190に近づく。

 ケイデンスも90から80、80から70、そして後半は60台へと落ちてくる。心肺機能はまだまだ脆弱なままである。

 峠を上り終えると、相模湖までは雄大な景色の中をぐんぐんと下っていく。峠を越えると風景は穏やかなもの変わった。

 そして、相模湖に着くと、ここに辿り着くまでの厳しい道のりをすっかり忘れさせてくれるような穏やかな風景が広がっていた。

 太陽がゆったりと湖面を照らし、ほとんど観光客の乗っていない遊覧船がしずしずと出航してゆく。風はぴたりと止んで、陽光を浴びていると暖かく感じるほどである。

 相模湖でしばらく英気を養い、帰路についた。途中までは比較的順調に進んだ。しかし、府中街道に入り、北上を始めると、また強風が吹き荒れるようになってきた。

 向かい風や横風など縦横無尽に吹き、その強弱も刻々と変わった。100km近く走ってきて、もうすぐゴールというところでのこの風は、疲労した体に堪える。

 怖いのは瞬間的に吹く横風である。車体が煽られるように流されるのである。急に開けたところに出た時など突風気味に横風が襲ってくる。何度かヒヤッとさせられた。

 それでもどうにか無事に到着した。寒さ、氷、強風・・・今日は結構厳しいコンディションでのロングライドであった。家に辿り着いてサイクルコンピューターを見てみると、消費カロリーの数値は5200キロカロリーと表示されていた。カツ丼何杯分のカロリーであろうか・・・苦闘の結果であろう。

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