2012/1/26

2142:待ち合わせ  

 2日前に大雪が降った。道に残った雪はほとんど氷となり、日陰の道端などにところどころまだ残っている。大半は溶けてしまい、日常生活に支障をきたすことはなくなった。

 今日は、吉野街道にある「いもうとや」で「寧々ちゃん」と昼食を一緒にとる約束をしていた。しかし、「いもうとや」へは行かずに急遽東村山にある「そば処 ごろう」に変更となった。今朝「寧々ちゃん」からメールを受け取ったからである。

 「今日の昼食の場所、変更しませんか?たぶん大丈夫だとは思うのですが、『いもうとや』のある、吉野街道の奥のほうは、相当に寒いエリアです。一昨日降り積もった雪は氷の塊となって所々残っているはずです。車の運転にトラブルがあっては困るので、いつか連れていってもらった『そば処 ごろう』にしませんか。あそこのそばは優しげでなんとなく心落ち着くものがあります。」
 
 確かに、吉野街道は奥へ行くほど、浮世離れした奥地感が濃くなってくる。それにつれて気温も低くなっていく。おそらく吉野街道には車の運転に支障が出るような雪や氷は残っていないとは思ったが、何かしらトラブルがあっては困るのは確かである。ここは「寧々ちゃん」の忠告どおり、場所を変更したほうが賢明な選択と言えるであろう。

 ということで、12時半に「そば処 ごろう」の駐車場で待ち合わせることとなった。この店はとても分かりづらい場所にある。大きな通りには面しておらず、奥まった住宅街の一角にひっそりとたたずんでいるのである。

 今日は天気は良かった。しかし、寒波が上空を覆っているのか気温はあまり上がらず、肌寒かった。

 「そば処 ごろう」の駐車場についたとき、まだ「寧々ちゃん」の車は来ていなかった。ここのこじんまりとした駐車場には、他に車が1台しか停まっていなかった。全部で4台分の駐車場があるので、どうにか大丈夫そうである。
 
 車の中でFM放送を聴きながら、「寧々ちゃん」の到着を待つことにした。周囲には住宅が並んでいる。近くにある中学校からは校内放送が聞こえてくる。時折生徒達の歓声も流れてくる。

 駐車場で待っているほんの短い間・・・時間の流れがゆっくりとした変拍子で進んでいるかのような感じがした。FN放送のアナウンサーの声がどこかしら現実味のない空虚なものに聞こえる。耳に入ってくる校内放送は、現実のものではなく遠い記憶から沸き起こってくるかのようである。

 「風邪はだいたい良くなったが、まだ本調子でないのかも・・・どこか頭が重くけだるい感じが抜けない・・・」そんな風に思っていたとき、左側のウィンドウから黒いMitoの姿が目に入ってきた。




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ