2010/12/28

1750:愛娘  

 1階のリスニングルームの広さは8畳ほど。しかしアップライトピアノがリスニングポイントの背後を占有しているため、実質的にオーディオ・エリアは6畳ほどの広さとなる。

 そこに60年代に製作された北欧家具のソファセットと小振りなライティングデスクを置き、オーディオセットを壁面に近いエリアにセッティングしてある。

 スピーカーは両方のコーナーに置いてあり、内振りは45度ほど。我が家のCHATSWORTHは、Rectangularと呼ばれる長方形のキャビネットであるので本来はコーナーに設置する形態のものではない。

 コーナーに設置する場合には、Cornerのキャビネットの方が向いているはずである。それでもコーナーにスピーカーを設置すると部屋全体の落ち着き感が増すので、ついついそこに置いている。

 CHATSWORTHは今は2階に移動している。2階では内振りの全くない平行セッティングである。スピーカーの背後は洋箪笥と和箪笥が仲良く並んでいる。そのためスピーカー後方にはある程度のスペースが確保されている。そうしないと箪笥を使うときにスピーカーが邪魔になるからである。

 最初はすぐに1階に戻すつもりであった。しかし、なかなか粘っている。戻りそうな気配がないのである。時々我が家の愛犬は散歩の時に、自分が行きたい方向に強引に飼い主を連れて行こうとする。逆の方向に行こうとするとしゃがみ込んで動こうとしないのである。そんな感じで、CHATSWORTHはその場所がお気に入りなのか、なかなか動こうとしないのである。

 すると、1階のリスニングルームの両コーナーは寂しいことになる。今はお借りしているVLZがその穴を埋めているが、やがていなくなる。QUAD ESLを一度置いてみたが、この場所は気に入らないようでげんなりしてしまった。

 となると、その空いた穴を埋めるべくは・・・TANNOYのCORNERタイプのスピーカーがふさわしいのでは・・・という気になってくる。

 コーナーに設置するのであるから、その形状は必然性に溢れている。逆に言うとコーナーに置くために作られたのものであるから、別の置き方をすべきではないとも言える。

 しかし、CHATSWORTH同盟会の諏訪さんからお譲りしてもいいですよと、申し出があったのは、Rectangularタイプである。2階でお気に入りの場所にじっとして動こうとしない我が家のCHATSWORTHと同じタイプである。Cornerタイプではないのである。実に残念である・・・

 そこで「ありがたい申し出ですが、全く同じタイプのCHATSWORTHを置いても芸がないというか、変化がないというか・・・どうでしょうCORNER CHATSWORTHのどちらかを譲って頂けないでしょうか。もちろん金額については時価相当と言うことで・・・」とおそるおそるメールしてみた。

 すると「お気持ちはよ〜くお察しいたします。しかし、我が家の二つのCORNER CHATSWORTHは、ようやくREDとGOLDを揃えた貴重なコレクションでありまして、その、目の中に入れても痛くないというか、もちろん物理的に入りませんけど・・・まあ、私にとって愛娘のような存在でして・・・愛娘を嫁にやる父親の悲哀には私は耐えることができないようです。」と丁寧なお断りのメールを頂いた。
 
 「それはそうである・・・」他人の好意に便乗して私利私欲丸出しの言動に反省しきりとなった。「では、自分で探そうではないか・・・」と気持ちを切り替えた。とりあえず明日は一つ目の候補に当たってみることにしよう・・・




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