2010/9/22

1653:スポーツの秋  

 「Yさんって、ストイックですね・・・ゴルフの練習はこのスクール以外にどれくらいやられているんですか?」「週2,3回かな・・・」「すごいですね・・・じゃ、スポーチジムとゴルフの練習を合わせると、ほぼ毎日体を動かしているんですね・・・」「運動中毒なのかも・・・」

 ゴルフスクールで一緒のYさんは、人一倍ゴルフに熱心である。練習量もスクール生の中で一番多い。「寧々ちゃん」はその点はのんびりである。

 「私はほとんどスクールだけ・・・たまに練習場に来るけど、一人で練習するのって今ひとつ気分が乗らなくて・・・誰かに見てもらって、アドバイスをもらうとやる気が出るんだけど・・・」

 「Taoさんは、スクール以外に練習するんですか?」「そうですね・・・週に1回くらいかな・・・休みの日に1時間ほど。本当はもっとやらないといけないんですけど・・・」

 スクールで週に1回1時間半、それ以外に練習場に行くのは週に1回程度である。この程度の練習ではそれほど上達はしない。しかもラウンドは月に2,3回のペース。本気でシングルを目指している人とは相当な開きがある。

 ゴルフというのはおおむね練習量に比例するスポーツである。そして、いったんある程度上達しても、練習を止めてしまうと、体が覚えていたはずのスウィング感覚がなくなってしまう。

 なので継続的な練習が欠かせない。私の場合継続はしているが、頻度に問題がある。もう少し濃厚にこなさなければ、コンスタントに80代を出せる技量には達しない。

 「寧々ちゃん」は「一人で練習するのって今ひとつ気分が乗らなくて・・・」と言っていた。「これって、もしかして一緒に練習しませんか、という提案が含まれているのかも・・・」そう思った私は、休憩場を出てそれぞれの車に向かう途中で、「寧々ちゃん」に話しかけた。

 「こんど、一緒に練習場に行きませんか?」「でも、Yさんも誘わないと・・・怪しまれますよ・・・練習場でばったりなんてことになったりする可能性がありますから・・・」「じゃあ、ここじゃなく別な練習場にしましょう・・・またメールしますよ。」

 車のドアをしめて、エンジンのスタートボタンを押す。数秒遅れてエンジンが始動する音が低く聞こえた。夜になって風は涼しげに変わっていた「スポーツの秋の到来か・・・」そう独り言を言ってパーキングブレーキを解除した。何となくわくわくした気分になって、アクセルを軽く踏み込んだ。




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