2010/7/27

1596:清涼系  

 これだけ暑い日々が続くと、聴く音楽にも影響が出る。涼しげな音楽に触手が動くのである。そして、暑苦しいロマン派などにはどうしても耳が向かわない。この猛烈な暑さをやり過ごすべく、最近よく聴く涼しげなCDは次の二つである。

 一つはHayley Westenra「Pure」。透き通った高音が魅力の歌姫である。顔立ちも同様涼しげな目元の美形。こちらはもっぱら車の中で聴いている。この時期、日中に車に乗り込む瞬間というのはまさに灼熱地獄。

 すぐさまエアコンを最強状態にするが、すぐには効かない。そこでというわけではないのであるが、Hayler Waetenraの歌声を活用する。実に涼しげなのである。風鈴のような心理的効果をもたらしてくれる。ほてった体に冷え切ったアクエリアスが心地良いように、耳に実に心地良く響く。

 収録されている曲も、その声の特質を上手に活かしきる名曲ばかり。少々ベタな選曲とアレンジではあるが、この暑い時期に聴くのには、最適な清涼剤である。

 もう一つがFlorilegium「Pergolesi:Stabat Mater」。SopranoはElin Manahan Thomas。こちらも清涼感が漂う演奏である。レーベルはCHANNEL CLASSICS。風前の灯状態のSACD、ヨーロッパのクラシック系マイナーレーベルのみに支えられている状態である。CHANNEL CLASSICSはSACDに特化しているレーベルである。それだけ音質に対するこだわりも高い。

 残念ながらLINN CD12はSACDがかからない。ハイブリッド盤のCD層を読み込んでの演奏であるが、それでも充分満足できる音質である。

 Elin Manahan Thomasの声は伸びやかに澄み切り耳に心地良い。バックの演奏も、響き感が豊かで穏やかな質感である。ヨーロッパの古い教会の内部のさわやかな空気感が伝わってくる。どこにも汗臭さがない。

 まだ酷暑の夏は続きそうな気配である。がんがんにエアコンを効かせたくなるが、健康には恐らく良くないはず。この2枚のCDのような清涼系音楽で、心のオーバーヒートを防ぎたいところである。

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