2010/4/27
1505:MONTEVERDI

新宿に行くと大概立ち寄るところが一つある。それはDISKUNIONである。クラシック専門の店舗が紀伊国屋の近くのビルの8階に入っているのである。
ここでクラシックの中古レコードを少しばかり見る。見ると欲しくなる。なんといっても価格が安い。ひところよりも中古レコードの価格は高くなっている。しかし、探せば安くて良いレコードがまだまだある。
今日はMONTEVERDIのレコードを2枚GET。1枚は630円、もう一枚は1,260円であった。「安いよな・・・2枚で1,890円か・・・」と思いながら大事に抱えて帰宅した。
新しいレコードはクリーニングマシーンで綺麗にされて、静電気除去装置からイオンの風を吹きかけられる。1975年と1980年の録音である。アナログ完熟期の録音なのでこなれている。
MONTEVERDIはルネッサンス期からバロック初期の過渡期に活躍した作曲家である。そういった時代の移り変わりに当たり音楽の様式を積極的に開拓していった。
こういった古い時代の音楽は心身ともにゆとりがあるときに聴かないといけない。音楽が向こうからがばっと覆いかぶさってくれないので、こちらから藪を切り分けるように進んで入っていかないといけないからである。
体が疲れているときには、格好の催眠剤になってしまうのである。「やばい・・・目が開いていられない・・・」と思って、レコードプレーヤからトーンアームを上げた。そしてそのままソファに横になった。
気づくとリスニングルームで1時間以上寝てしまったようであった。MONTEVERDIのレコードは休日の朝に聴くのががちょうどいいのかもしれない。仕事で疲れた平日の夜は避けたほうがいいようである。