2009/12/11

1367:ケロッグえびせん  

 この時期事務所には沢山のお歳暮が届く。そのなかに必ずあるのが「えびせん」である。「えびせん」といっても立派な箱に入っている。

 坂角総本舖の「ゆかり」は高級なえびせん。その味わいも上品で奥深さを感じさせるもの。ついつい2枚3枚と手が伸びてしまう。

 庶民的な「えびせん」といえば、昔からあるカルビーの「かっぱえびせん」であろう。「やめられない、とまらない」のキャッチフレーズが有名である。

 この「かっぱえびせん」の誕生は昭和39年にさかのぼる。40年以上の歴史があるのである。一番よく食べたのはやはり小学生の頃。キャッチフレーズどおりやめられない、とまらない状態に陥ることが多かったのが印象的であった。

 この「かっぱえびせん」には、一つ思い出がある。ちょうど小学生の頃、「かっぱえびせん」とはまったく異なったお菓子が人気を博していた。

 それは「ケロッグ コーンフレーク」。子供向けの朝食というふれこみであったが、そのころの小学生にとってはお洒落なお菓子というイメージであった。

 お皿にケロッグ コーンフレークをいれ、牛乳をかける。スプーンで颯爽と食べる。その様子が子供の目にはお洒落に映ったのである。袋に手を入れて、口に運びぼりぼりとむさぼり食べる「かっぱえびせん」よりもなんだかハイソな感じだった。

 ある日、小学生低学年だった私はとある行動に出た。「かっぱえびせん」を皿に盛り、そのうえにおもむろに牛乳をかけたのである。

 そして、やおらスプーンを突っ込みひとすくい。少しそのスプーンのうえにあるものの様子を好奇の目で眺めながら口の中へ・・・

 ぼりぼりと噛み砕き、ごくっと喉に流し込んだ。そして一言「おいしい・・・」かっぱえびせんの塩味と牛乳のまったりした喉越しが妙に合う。

 「これってなかなかいけるかも・・・」と内心ほくそ笑んだ。「ケロッグえびせん」と命名されたその「銘菓」はしばらくマイブームとなった。

 そして仲のよかったA君にその秘密をばらすと「それはありえへん・・・絶対にへんや!!」と言下に却下されてしまった。

 「いや、結構いけるんだよ・・・」といくら説明しても、A君は頑として受け付けない。「気色わる〜」と言うばかりである。

 「自分の味覚が変なのかも・・・」と不安になった。小学生であった私としては、和洋折衷というか異質なものを組み合わせた異文化交流的な素晴らしさがあると自負していたのであるが、友人にはまったく理解してもらえなかったようである。

 しかし、その後1週間ほどしてその友人A君がこっそりと私にささやいた。「ケロッグえびせん、食べれないことないね・・・」私はくすっと笑った。




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