2009/12/9

1365:讃岐うどん  

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 北多摩エリアには「武蔵野うどん」と呼ばれる地粉を使ったうどんがある。一般的なうどんよりも太く、こしが強い。色は真っ白ではなくやや茶色がかっている。

 一般的な食べ方は、ゆでたうどんを冷水でしめてざるに盛り、つけ汁につけて食べる。つけ汁は鰹節でダシをとって豚肉やねぎ・しいたけなどを具として混ぜたものが多い。温かいつけ汁は、やや大きい器によそう。

 この「武蔵野うどん」は、農作業の合間に食べられていたのであろうか、と思ってしまうほど、野趣溢れている。けっして洗練されていないのである。

 多摩エリアでは、こういった「武蔵野うどん」を出す店は大概掘っ立て小屋に近いいでたちの店が多い。そして、いかにも農家のおばさんという風情の女性が切り盛りしているのである。

 そういった店に行くことが多い私にとってうどんといえば「武蔵野うどん」であったのであるが、最近「丸亀製麺」という屋号で讃岐うどんの大きな専門店が自宅の比較的近い場所にできた。

 「打ちたて、ゆでたて、本物にこだわった本格讃岐釜揚げうどん」と銘打ったのぼりが立ち並んでいて、妙にそそるものがある。

 というわけで行ってみた。この店はセルフ形式。まずはうどんを頼む。「釜揚げうどん」「釜たまうどん」「かけうどん」「ざるうどん」など数種あるうちから一つ選び、さらに「並」か「大盛り」かを選び、ずらっと並んだてんぷらから好きなものをチョイスして会計という学食形式である。

 「釜たまうどん」の「並」を選んで「かしら」と呼ばれる鳥のから揚げを追加。しめて440円。「安い・・・」しかも「美味い・・・」

 こちらも、洗練されている感じはないが、シンプルにして練られている。武蔵野うどんの食感とはまったく異なったもちもちとしてつるっとした喉越し。「これはこれで良い味出しているな〜、しかもとても安い・・・」と好印象であった。

 「武蔵野うどん」も「讃岐うどん」も個性的でそれぞれ良さがあるが、両者に共通しているのは、とても生活感があるというか、地に足の着いた実直さに溢れていることかもしれない。




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