2009/4/24

1134:未発表テイク  

 私がオーディオで聴くのは95%がクラシック。しかし、稀にボーカルも聴く。女性ボーカルが多いが、男性ボーカルも聴くことがある。男性ボーカルで最近よく聴くレコードはNick Drake「Made To Love Magic」。

 これは彼の生前に出されたものではなく、彼の死後未発表テイクや未発表曲を編集して出されたもの。Nick Drakeは生前ほとんど注目されなかった。死後に再評価され人気が高まったのである。そこでこのアルバムが作製されたのであろう。

 このアルバムで聴けるNick Drakeは、何故かしらより近接した雰囲気がある。よりストレートに音が飛んでくる感じである。これはもともとの録音によるものなのか、レコード製作過程における特殊な要因なのかは分からないのであるが、鮮度感が高い。

 もちろん私が持っているLPはオリジナル盤ではない。中古レコード屋で数千円で購入した再発物である。なので、それほど音質的には有利なものではないはずである。が、他のNick Drakeの生前に出された3枚のスタジオアルバムの再発盤に比べて明らかに音が身近に感じられる。

 再発盤と一言に言っても種々様々・・・なので、たまたま状態の良い再発盤であったのかもしれない。

 彼のファーストアルバムである「FIVE LEAVES LEFT」の再発盤も手元にあるが、これは実にもやっとした音質である。これは明らかにはずれだ。なのでどうしてもレコードプレーヤーに乗っかる機会は少ない。

 「FIVE LEAVES LEFT」のなかに「THREE HOURS」という曲が入っている。A面の3曲目である。同じ曲の別テイクが「Made To Love Magic」にも入っている。こちらはB面の1曲目である。

 「Made To Love Magic」に納められている未発表テイクの方がアレンジがよりダイナミックで躍動感がある。CONGASを叩く手の暖かみや手首のスナップの利かせ方までも聴き取れるほどである。

 同じ楽曲でも、録音やアレンジよってこうも印象が変わるものかと思ってしまう。もちろん私は未発表テイクの方が好きである。




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