2009/1/24

1044:「鳥恵」の刺身  

 刺身の盛り合わせが乗った大皿がテーブルに運ばれてきた。見るからに新鮮そうな刺身が並んでいる。活け造りの鯵など、まだえらのところがぴくぴくしている。

 5時の開店前に行列ができ、5時に来たのでは入れないという繁盛店である。その秘密はどうやらこの刺身にあるようなのであった。

 まずは鯵から、一切れ軽く醤油をつけて口に放り込む。歯ごたえがしっかりあってぷりぷりの食感である。かんでいくうちに魚の旨味が口に広がっていく。他の魚も同様、真鯛も鮪も絶品である。「これは美味である・・・開店前に行列ができるのも納得できる」

 ご一緒したlmstさんとハンコックさんも納得の表情である。店の名前は「鳥恵」看板には「活魚・焼き鳥」とある。焼き鳥も頼んだのであるが、魚の方が圧倒的に美味しかった。

 今日はOFF会。ハンコックさんと一緒にlmstさんのお宅を訪問したのである。lmstさんとは他の方のお宅でのOFF会で何度か御一緒したことがあり、一度我が家にも来て頂いた。

 「今日は最先端のオーディオ体験ができる・・・」と期待に胸を膨らませての訪問となった。それもそのはず、lmstさんはPCオーディオの先駆者的存在。斬新なアイディアと旺盛な探究心で、このあたらな分野の最先端を疾駆されているのである。

 リスニングルームは6畳の洋間。スピーカーはSYSTEM 5.1。パワーアンプはアイスパワーを活用したデジタルアンプ。プリアンプはAyreのK1X。DAコンバーターとDDコンバーターはDCSのプロ用のものである。

 PCオーディオもひと通り説明を受けたのであるが、残念ながらほとんど理解できなかった。PCに詳しいハンコックさんはほとんど理解されていたようである。

 ケーブルや電源はシールド等で厳重なノイズ対策が施されていて、その様子は水も漏らさないような完璧さである。「これは凄いことになっていそうな・・・」という予感がひたひたと押し寄せる感じであった。

 相当なニアフィールド、完璧なまでに厳重なノイズ対策、最先端のPCオーディオ・・・それらを目の当たりにして、指で触れると切れるようなシャープで先鋭的な音が飛び出してくるのかと身構えた。

 しかし、その音を聴いての第一印象は「オーディオ的に優れていると同時に音楽的にも優れている」というものであった。ボーカルやピアノの音の質感は高いリアリティを感じさせるとともに自然な暖かみも同時に感じさせてくれるのである。

 情報量や帯域の広さは十二分にある。当然SNも良好である。そういったオーディオ的な性能は超ハイレベルであるが、同時に音楽を鑑賞するにあたっての障壁を一切感じさせないのである。もしもの時のためにとポケットに忍ばせていた「心のバンドエイド」は必要無かったようである。

 「しっかりとした歯ごたえと魚の旨味が実に良くバランスしている。本当に新鮮な魚の味が感じられる」・・・OFF会の後に立ち寄った「鳥恵」の刺身の味とlmstさんのお宅の音は何故か不思議と重なるものがあった。




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