2006/3/21

10:Endorphin  

 AUDIO BASICの最新号の中に、2006CESのレポートが載っていた。写真が7割文章が3割という構成であったが、そのさまざまな新製品の写真の中でもっとも「すごい」と思ったのは、パトスのEndorphinという名前のCDプレーヤーだ。そのデザインの素晴らしさはまさに洒脱という言葉がピッタリくるセンスの良さである。このデザインセンスはやはりイタリア製と思わせるものだ。Sonus FaberのAmati Anniversarioを見たときにも、その妖艶なまでの美しさにうっとりさせられたが、その妖艶さと同質の美しい造形が、このEndorphinにもしっかり感じられる。

 先日ダイナミックオーディオでみかけたKALISTA Referenceもそうだが、トップローディング方式のCDプレーヤーはデザイン的に素晴らしい製品が多い。昨年のインターナショナルオーディオショウでみかけたORACLEのCD DRIVEも素晴らしい質感だった。パトスのEndorphinはこれら二者とは質感が多少異なるが、円形とスクエアな形状との見事なまでの融合が達成されており、その上質なセンスの素晴らしさは拮抗している。

 名前のとおり、見ているだけでも脳内麻薬ともいわれるエンドルフィンが分泌され、多幸感に浸れるような気がしてくる。きっとその音も、見た目同様エンドルフィンを引き出すような華麗な感じであろう。

 夢想癖のある私は、このEndorphinとAmati AnniversarioそしてAUDIO BASICの同じページに小さな写真で紹介されていたユニゾンリサーチの美しい真空管アンプPreludioの三者の組み合わせで、音を聞いてみたいとふと思ってしまった。まさに、イタリアの妖艶なまでの美学に浸りきれる音が奏でられるような気がしてくる。

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