2019/10/28

4978:ロシアンブルー  

 ペットショップには自宅から車で30分ほどで着く。着いたのはコジマ 国分寺店である。コジマは全国展開する大型ペットショップである。

 二人の娘とともに中に入り、子犬や子猫が展示されているエリアに向かった。そこには様々な子犬が子猫がいる。

 端から順番にゆっくりと見ていった。子犬や子猫はやはり癒し効果が凄い。見ているだけで思わず笑顔になる。

 その中には2年前に亡くなった愛犬と同じ種類のパピヨンの子犬もいた。思わずじっくりと眺めてしまう。

 二人の娘はどちらかというと子猫の方に関心があるようで、「この子、かわいい・・・」と二人の娘が声を揃えて、じっくりと眺めていたのはロシアンブルーの子猫であった。

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 光沢のあるグレーの毛並みがとても上品で美しい猫である。その名前からすると原産国はロシアなのであろうか。

 「抱っこしたい・・・」とのことで、店員さんにお願いしたらすぐに準備してくれた。手を洗いアルコール消毒して、3人が座れる長椅子で待っていると、店員さんに抱かれたロシアンブルーの子猫がやってきた。

 長女、次女の順番で抱っこして頭をなでたりしていた。ロシアンブルーの子猫はとても落ち着いていて、人見知りをあまりしない性格のようである。

 そして、私の番が回ってきた。抱っこして頭をなでると気持ちが良いのか目を閉じてじっとしていてくれた。

 美しい毛並みは手触りがとても良い。ずっとなで続けたくなる。その様子を傍で見ていた店員さんからは「とても相性が良いんじゃないですか・・・なかなかこんなにじっとしてなでさせてくれないんですよ・・・」と営業トークが・・・

 ついついその言葉に「運命の子・・・」というイメージが沸き上がってくる。しかし、この場で決めるわけにはいかない。

 妻は新たなペットを飼うことについては反対なのである。愛犬を亡くした際には一番ショックを受けたようで、「もうペットは飼いたくない・・・」と表明していたのである。

 「次はお母さんも連れてきて抱っこさせたらOKが出るかも・・・」と長女は話す。「確かにそうかもしれない・・・」と思った。ほんの数分抱っこするだけでも、癒し効果が盛大にもたらされた。

2019/10/27

4977:リハビリ  

 ロードバイクに乗るのは随分と久しぶりのことになる。と言ってもチームのロングライドに参加したわけではない。

 ジムでのトレーニングを再開したところ、思っていた以上に体力・筋力共に落ちていたので、まだロングライドに耐えられる体の状態ではないとの判断から、単独でリハビリライドを軽めにしただけである。

 コースは多摩湖の周回コースを2周。ゆっくりと走ったので体にかかる負荷は軽めに推移した。天気は良く、気温もそれなりにあったので快適そのものである。

 多摩湖はロードバイクやジョギングのコースとして人気がある。私自身もロードバイクを買おうかなっと思ったきっかけが、犬の散歩で多摩湖周辺を歩いていた時に、走るロードバイクをよく見かけたことであった。

 私にとって初めてのロードバイクとなるCOLNAGO CLXを購入したのは10年ほど前のことであった。当初は長い距離を走ることはなく、またヒルクライムに挑戦することも全くなかった。

 週末に自宅そばの多摩湖の周遊コースを2周するのみであった。それでも結構いい運動になる。そんな浅い感じでのロードバイクとの付き合いが3年ほど続いた。

 その後、COLNAGO CLXからバイクルプラザで購入したORBEA ONIXに乗り換えた際に、チームに参加させてもらい、長い距離を走ったり、ヒルクライムにも挑戦するようになったのである。

 その後、ORBEA ONIXは、Kuota KHANになり、さらにLOOK 785 HUEZ RSになった。今乗っている785 HUEZ RSは4台目の「相棒」ということになる。

 COLNAGO CLXでは「105」であったコンポーネントは、「DURA-ACE」になり、そのクランクにはパワーメーターも内蔵されている。

 さらに、ホイールもフルクラムのレーシング・ゼロが奢られ、タイヤはコンチネンタルのグランプリ5000といった具合に、ロードバイクを始めた当初よりも随分とグレードが上がった。

 そんな快適装備が満載されたLOOK 785 HUEZ RSは実に快適なマシーンに仕上がった。1時間ほどで2周を走り終えた。

 自宅に戻ると軽く汗をかいていた。シャワーで汗を流し去り、さっぱりした後で、娘二人を連れて、ペットショップへ向かった。

 我が家の愛犬が亡くなったのは2年前のことである。「そろそろペットを飼いたいな・・・」と私と娘二人は思っていたのである。「次は猫も良いかも・・・」と最近の猫ブームの影響を受けてか、娘二人は話し合っていた。

2019/10/26

4976:CA-R1  

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 彼女のiPhoneの画面に表示されていたのは、YAMAHA CA-R1であった。発売されたのは1970年代半ばである。SONY TA-1120よりも10年ほど後の製品である。

 SONY TA-1120が1960年代の優れたデザインのアンプの代表だとしたら、CA-R1は1970年代における優れたデザインのアンプの代表と言えるかもしれない。

 「とても綺麗でしょう・・・『貴婦人』という愛称をつけたくなるくらい・・・一番心惹かれたのはこのパワーメーターなんです・・・見とれちゃいますよね・・・」

 彼女はCA-R1のパワーメーターについて、その素晴らしさを熱を込めた口調で語った。

 彼女は数年前にYAMAHAのカセットデッキを購入した。彼女と同郷で、彼女が「追っかけ」をしているインディーズバンド「ねこ」が、CD以外にもカセットテープでアルバムを発売するので、全てのアルバムをCDとカセットテープ両方で購入していた。カセットテープは当初はラジカセで聴いていたようであるが、オーディオ装置で聴いてみたいとのことで、中古のカセットデッキを中目黒にあるカセットテープ関連の商品を専門に扱う「Ruts」で購入したのである。

 彼女が購入したのはYAHMA K-9であった。そのK-9にはアナログ式のメーターが付いていた。そのメーターが彼女の心を捉えた。

 「部屋を暗くして、K-9のメーターがライトに照らされて浮き上がって、その針の繊細な動きを目で追いながら、音楽を聴くのってとても心地良いんです・・・心癒されるですよね・・・YAMAHAのメーターってとても綺麗なんです・・・」

 そんなYAMAHAのメーター好きが高じて、プリメインアンプのCA-R1を購入したようである。確かにCA-R1はとてもセンス良くまとまっている。1970年代のYAHAMAデザインを象徴するものが凝縮されて詰まっている感じである。

 「いくらで落札したの・・・?」と彼女に訊くと「23,500円です・・・結構競ったんですよ・・・とてもコンディションの良いものだったので・・・」と、その目に力がこもった。

 「TA-1120はヤフオクかメルカリで処分すれば・・・結構いい値段で売れると思うよ・・・レコードプレーヤーもカセットデッキもYAHAMAだし、一式揃った感じになるから・・・TA-1120は要らないと思うよ・・・」

 と私が話すと「そうですね・・・YAHAMAで揃いましたね・・・じゃあ、そうします。ちょっとサイドボードの上の余裕が全くないので・・・三つなら空間を開けて置けるし、見た目的にもすっきりしますしね・・・」と彼女は言った。

 ふと脳内スクリーンに映像が浮かんだ・・・YP-700、K-9、そしてCA-R1がサイドボードの天板の上に等間隔に並び、照明が落とされた空間でメーター類が淡いオレンジ色のライトに照らされて浮かび上がり、針先が音に合わせて繊細な動きを繰り返している・・・確かにそこには彼女が言うところの癒しの空間が広がっているように感じられた。

2019/10/25

4975:衝動買い  

 喫茶店「Mimizuku」に来るのも久しぶりであった。店の古い木製ドアを開けて中に入った。時刻は午後6時半を少し過ぎていた。

 いつものようにカウンター席に向かった。四つあるカウンター席には先客が一人座っていた。「ゆみちゃん」であった。

 「お久しぶり・・・」と挨拶して一番奥のカウンター席に座った。

 すると「足、怪我されたんですか・・・?なんだが歩くのがしんどそうな感じですね・・・」と彼女が訊いてきた。

 「いや、怪我ではなくて・・・筋肉痛なんだ・・・」と私は苦笑いしながら答えた。

 「ここ3週間ほどの風邪で体調が悪くてまったく運動をしてなかったんだけど・・・昨日は風邪がようやく良くなったので、久々にジムでトレーニングしたんだ。3週間で筋肉が相当鈍っていたようで、今日は朝から筋肉痛で・・・」

 私はホットコーヒーとナポリタンを注文した。カウンターの右端に置かれているCOPAL製のパタパタ時計は、はらりとその表示板を回転させた。その表示された時刻は、スマホで確認した時刻よりは30分ほど遅れていた。

 「3週間でそんなに筋肉って落ちるんですか・・・・」

 「いや〜自分でも驚くよ・・・ほんとに怖いなって思った・・・これから少しづつ戻していかないと・・・」

 「そういえば、私買いましたよ・・・新しいアンプ・・・ヤフオクで・・・」

 彼女はすでにナポリタンを食べ終えていた。彼女の前に置かれた白いさらには淡いオレンジ色の色合いがかすかに残っていた。

 「新しいアンプ・・・?なになに・・・もしかして衝動買い・・・?」

 「そうなんです・・・今使っているSONYのアンプが壊れたわけではないんですけど、ついつい見た目に引き込まれてしまって・・・」と彼女は微笑んだ。

 彼女の家には、その年齢にふさわしくない、レトロなオーディオセットが置かれている。彼女に頼まれて、数年前に私が一式揃えたのものである。

 その中核的な存在であるプリメインアンプは、SONY TA-1120である。1965年に発売されたヴィンテージ製品である。この時代のプリメインアンプのデザインは素晴らしいものがある。彼女もそのデザインがとても気に入っていた。

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 「じゃあ、2台アンプが並んで置いているのか・・・スペース的には大丈夫・・・?」彼女のサイドボードのサイズを思い浮かべながら訊ねた。

 それ以外にレコードプレーヤーとカセットデッキがあるので、4台が横に並ぶことになる。

 「どうにか大丈夫でした。きっちりと並んでいる感じで・・・脇に置いていたラジカセを移動したら納まりました・・・」

 「それで、何を買ったの・・・?見た目で衝動買いしたということは、相当良いデザインなんだろうね・・・」と私が話を向けると、彼女はスマホで写真を見せてくれた。 

2019/10/24

4974:リスタート  

 病はようやく癒えた。風邪の症状が出始めたのは、「箱根ヒルクライム」の2日前、10月4日のことであった。

 それから約3週間、長く苦し日々が延々と続いた。それにしてもこんなに長く風邪の症状が続くとは全く予想だにしていなかった。

 仕事を休めればもう少し早く回復できたのかもしれないが、運悪く厳しいスケジュールが入っていたので、休める状況ではなかった。

 この3週間は、ロードバイクには一切乗らず、さらにジムでのトレーニングも中止していたので、筋力や心肺機能も随分と落ちてしまっているはずである。

 ようやく風邪が治ったので、随分と久しぶりにジムに向かった。入口の左側にあるセンサーにカードキーをかざすと、入り口の施錠が解除される。

 中に入ると、マシンがずらっと並んだ見慣れた光景が目にはいる。筋力トレーニング系のマシンが並んでいるエリアと、ランニングマシンなどの有酸素運動系のマシンが並んでいるエリアがある。

 エアロバイクは4台設置されいる。エアロバイクにはiPadのような画面が取り付けてある。それを操作するとインターネットにも接続できる。

 Youtubeを選択して、動画を見ながらペダルを漕ぐことが多い。今日もYoutubeで動画を選択して、ゆっくりとアップし始めた。

 5分間のアップを終えて、試しに負荷を上げた。いつもであれば200ワットの出力で60分間漕ぎ続けるが、今日はとてもその負荷には体が耐えられないであろうから、200ワットで30分程漕いで残りの30分は負荷を下げて漕ぐ予定であった。

 やはり、体の機能は随分と低下していたようで、30分間の200ワットの出力がとても大変であった。

 本当にようやくという感じでその30分を終えた。その後は負荷をぐっと下げてクランクを回し続けた。

 終わるとシャワールームへ向かい、汗を流し去った。予想通り体力も脚力もこの3週間で相当に落ちていることが判明した。

 あまり無理をせずに徐々に戻していこう。「一日置き作戦」はもう何年も続いている。6年ぐらいになるのであろうか、あるいは7年ほどか・・・

 その効果もあって、「Mt.富士ヒルクライム」でなかな1時間半を切れなかったが、1時間半を切るようになり、昨年と今年は1時間22分台のタイムが出た。

 どうにか継続して、年齢による体力の低下に少しでも抗っていきたい。「継続は力なり」という格言のとおり、続けることができているうちはあと2,3年は頑張れそうな気がしている。 

2019/10/23

4973:フィット  

 10月23日、東京ビッグサイトで「第46回東京モーターショー2019」が開幕した。ホンダはここで、新型のフィットを公開した。

 フィットは国産Bセグメントを代表するモデルの一つである。直接的なライバルであるトヨタのヴィッツは、ヤリスと名前を海外名に統一してフルモデルチェンジしたばかりであり、フィットはヤリスに真っ向から勝負を挑むことになる。

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 新型フィットの外観であるが、写真をぱっと見て、全体のシルエットは現行型を踏襲しながらもよりプレーンでモダンなデザインにまとめられていると思えた。

 現行型はちょっとガンダムチックなごちゃっとした造形が表面を覆っていたが、新型のほうがよりスマートに感じられる。

 LEDのデイタイムランニングライトで縁取られたフロントライトの目つきはきりっとしていて、どこかしらかわいらしさもある。

 ぱっと見、どういうわけか子猫のような表情をしていると感じられた。「女性受けしそうだな・・・」とも思えた。

 安っぽい感じのかわいらしいさではなく、全体の造形はしっかりとしたものでありながらその表情にはかわいらしさも窺えるフィットは、結構売れるのではという気がする。

 発売時期は2020年2月である。事務所の営業車には代々Bセグメントの5ドアハッチバックを使用してきた。

 トヨタ ヴィッツ、マツダ デミオ、ニッサン マーチときて、現在はフォルクスワーゲンのポロを使用している。

 「次はフィットでもいいかな・・・先日試乗したポロのR-Lineは総額で350万円にもなる価格を考慮すると営業車としては高価すぎる・・・その点フィットならかなりリーズナブルな価格で購入できるはず・・・」と、思ったりもした。

 今はコンパクトなBセグメントの車であっても、自動ブレーキやレーンキープ支援など、運転支援システムは充実している。

 フィットもそういった点は抜かりなく仕上がっているようである。見た目も安全面もそして燃費面もかなり良さそうである。肝心な走りの方はどうであろうか・・・来年の確定申告時期が終わった頃合いに試乗してみようかなと、公開されたばかりの写真を見ながら思った。 

2019/10/22

4972:スイング  

 日本のプロゴルフの世界では、明らかに女子プロの人気が高まり、それに反比例するかのように男子プロの人気は低迷している。

 女子プロの世界では、全英オープンを征した渋野日向子プロを筆頭に若手の実力選手が次々に出てきて活躍している。

 その女子プロの世界にまた新たな新星が生まれた。先週の「富士通レディース」で国内女子ツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たしたのが古江彩佳である。年齢は19歳。

 その古江彩佳が、日本女子プロゴルフ協会に入会申請書を提出した。理事会の審議の上で、正規にメンバー登録され、プロ・古江彩佳が誕生する。

 2週後には最終プロテストを控えていたが、アマチュアとして出場する予定だった最後のプロの試合で優勝し、プロテストを受けなくてよくなったのである。

 男性アマチュアゴルファーにとって、ヘッドスピードが近い女子プロのスイングは参考になる。

 風邪で体調を崩してからはベッドで過ごす時間が長くなった。ベッドで横になりながらスマホの動画を眺めることが普段より多くなった。

 そんな時に女子プロのゴルフスイングを動画で見ることがある。やはりプロのスイングは美しい。きっちりとプレーンに乗っていて無駄がない。

 以前、練習場に通っていた頃には、自分のスイングを動画で後ろから撮ってチェックすることもあった。しかし、プレーンから外れて美しいと言えないスイングにがっかりした。

 インスタグラムでそういった女子プロの美しいスイングの動画を次々に眺めている時であった。プロではないかもしれないが、非常に個性的なスイングの動画が目についた。

 個性的なのはフィニッシュである。プロのフィニッシュは腰がきっちりと回転し、体重が左兄に乗って全身が真っすぐに静止し、ぴたりと決まる美しいものであることが多いが、その動画にいおけるフィニッシュでは、左足が左に流れている。

 もちろんわざとそういうフィニッシュをとっているのである。見た目的には美しさにかけるが、なんだが体的には楽なような印象を受けた。

 そして、大事なボールの行方であるが、しっかりとまっすぐに飛んでいる。さらに飛距離も出ているようなのである。

 きっとフィニッシュだけでなく、いろんなコツが終結したスイングであると思われるが、一番目につくのはその左に流れるフィニッシュである。

 「変わっているな・・・今度試してみようかな・・・」と思ってしまった。まあ、いきなり動画を見ただけで真似しても結果が伴わないことは目に見えてはいるが・・・

2019/10/21

4971:事前準備  

 今日は車での移動時間が長かった。事務所のある国分寺市から世田谷区深沢まで移動し、顧問先との打ち合わせを終えた後、今度は杉並区の荻窪の医療法人まで移動した。申告書類に押印をもらった後にまた事務所のある国分寺市まで戻った。

 車での移動時間はトータルで3時間ほどであった。車での移動中は、ハンドルを握りながらCDでクラシックを聴くか、NHK FMを聴くとこが多い。

 今日は車内に1枚のCDを持ち込んでいた。そして、そのCDを繰り返し聴いた。そのCDに収録されているのはベートーベンの弦楽四重奏曲 第15番である。

 弦楽四重奏曲 第15番は、ベートーヴェンの晩年において作曲された後期弦楽四重奏曲の中の1曲である。

 後期弦楽四重奏曲はいずれも素晴らしい作品であるが、個人的にはこの第15番が一番好きである。特に第3楽章が素晴らしい。

 第3楽章には「病癒えた者の神に対する聖なる感謝の歌。リディア旋法による」というタイトルが特別に付けられている。

 交響曲第9番の初演の翌年、亡くなる2年前、ベートーヴェンは重い病のため数カ月静養した。その病から立ち直った頃に書いたのがこの楽章である。

 そのため、彼が遺した16曲の弦楽四重奏曲のなかでも比べるものがないほどに宗教的な静謐さに溢れている。

 この第3楽章を聴くと、なんだか心洗われて、生きていく活力のようなものが静かに湧き上がってくる。

 なかなか風邪が抜けきらない状況が長引いている。この曲を聴いて、体の奥底から生命の力を湧きあがらせて、健康を取り戻したいという別の動機もそこにはあった。

 第3楽章は、古いリディア旋法の素朴な響を使い、静かな3つの変奏が繰り返される。3つの変奏の間には、「新たな力を感じて」と題された2つのパッセージがはさまれる。

 ベートーヴェンはそこに鮮烈なまでの高揚感を組み込んでいる。その瞬間は、確かに健康を害して病床に付していた人が、ようやくその病が癒えて、外気に初めて触れる時のような気持ちの高まりを感じる。

 私の風邪はまだ完全に癒えてはいないが、少し先取りした感じで病が癒えた時のような喜びを味わった。この「事前準備」が、風邪を完治させる効果をもたらしてくれるといいが・・・

2019/10/20

4970:オフシーズン  

 ラグビーワールドカップにおける日本の快進撃は、南アフリカに阻まれてしまった。「にわかラグビーファン」であった私もなんだか体から力が抜けたが、期待以上の活躍に日本中に私のような「にわかラグビーファン」が溢れた。

 日本代表の快進撃は止まったが、2週間以上続いている私の風邪の症状は完全に止まっていない。まだ、どこかしら残っている感じがあるのである。

 風邪の殘滓が顔の中心部分に残ってそこだけ靄がかかっているような感じである。体のだるさも抜けきらない。足元が時折ふらつくような感覚がある。

 台風19号の影響が心配であった「富士山ヒルクライム」は今日無事に行われた。私は、体調が戻らないので、参加をキャンセルした。

 「富士山ヒルクライム」は、体調が万全であったとしてもとても厳しいヒルクライムレースである。風邪が治り切らない状態で無理に参戦したら、悲惨な結果になるのは目に見えていた。

 「富士山ヒルクラム」は今年初めて開催された。富士スカイラインを走るヒルクライムレースで、走る距離も27kmと長く、平均斜度も「Mt.富士ヒルクライム」に比べて厳しいものである。

 来年に第2回目が開催されるか否かはまだ不明であるが、来年も開催されるようなら参加しようと思っている。

 ヒルクライムレースも終わり、これからはオフシーズンとなる。今年は「Mt.富士ヒルクライム」では自己ベストをわずかではあるが更新できた。

 しかし、その後腰痛に悩まされ続け、「マウンテンサイクリングin乗鞍」では昨年のタイムよりも1分以上遅れてしまった。

 そして「箱根ヒルクライム」の直前に風邪をひいてしまって、「箱根ヒルクライム」と「富士山ヒルクライム」は参加できなかった。良いことも悪いこともいろいろとあったシーズンとなった。

 まずは風邪を完全に治そう。仕事を休めないことが風邪の完治を妨げている要因であったので、この週末は仕事をせずに、のんびりと過ごした。

 数年間続けてきた「一日置き作戦」もこの2週間は停止している。風邪が治ったなら、こちらもゆっくりと再スタートさせる必要があるだろう。

 ヒルクライムレースは来年の6月までないので、焦る必要はない。再始動へ向けてのんびりと準備していく予定である。

2019/10/19

4969:試乗  

 R-Lineの外観はスポーティーである。タイヤは17インチにアップされ、アグレッシブなデザインのアルミホイールも目を引くものである。

 エンジンは1.5L4気筒エンジン。ベースグレードが1.0L、最上級グレードのGTIが2.0Lであるので丁度中間の大きさのエンジンである。

 価格も両者のちょうど中間に位置する。ベースグレードのComfortlineが237万円、GTIは378万円、そしてR-Lineは304万円である。

 VWはエンジンのコンパクト化を進めてきた。従来よりも排気量の小さいエンジンにターボを組み合わせて、必要なパワーを得ていた。

 しかし新開発の1.5Lの4気筒エンジンはその流れには逆らうものである。ゴルフなどにも使われていた1.4Lエンジンが主流であったVWは、この新しいエンジンを今後メインい使っていく予定のようである。

 この新たなエンジンは最高出力150ps、最大トルク250Nmと、コンパクトなPOLOを駆動するには十分なスペックを持ち合わせている。

 試乗したのは15分程であろうか、その短い時間で感じたのは、まずはこの新しいエンジンの出来の良さである。やはり1.0Lの3気筒エンジンでは少々役不足感があったが、この1.5Lであれば必要にして十二分と言えるであろう。

 VWがお得意のDSGは街中では徹底して早い段階でギアを引き上げていく。スパスパと小気味よくギアが変わっていく様はやはり爽快である。

 スピードが40km/h程度でもすでにギアは5速に入っていることが多いので、街中を走っている分にはエンジンは1500rpmを超えるようなことがない。至ってスムーズで静かである。

 足回りの設定は2段階の特性を選択できる。ノーマルを選んで走った。快適でそれほどのネガは感じなかった。試しにスポーツに変更した。若干足回りが硬くなったが、縦揺れが不快という程ではない。

 新型POLOがデビューしたのは2018年。イヤーモデルが変わるとセッティングも変わってくるのはドイツ車の常である。昨年ベースモデルを試乗した時に感じた足回りのひょこひょこ感は払拭されていた。

 しかし、旧型POLOで感じられた「きびきびしているのにしっとりもしている」感覚はそれほど感じられなかった。

 ベースグレード、R-Line、そしてGTIと三つのグレードを備えたPOLO。どれがベストグレードかということは一概には言えないが、個人的には「R-Lineかな・・・でも付けたいオプションを追加すると350万円にもなってしまう価格は、ちょっとね・・・」と思いながらその試乗を終えた。



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