戦国自衛隊1549  TV・映画

「ローレライ」に続いて、福井晴敏原作の「戦国自衛隊1549」(以下、「戦自1549」)を観てきました。元々「戦国自衛隊」(以下、「旧戦自」)とは半村良 原作の小説で、千葉真一 主演による映画にもなった作品です。ボクは漫画で読んだ事しかないのですが、有無を言わさず投げ出される戦場で生きていかざるを得ない自衛隊員の葛藤を描いた、面白い作品でした。「ジパング」に通じるものがありますよね。

今回の映画では、「なぜ戦国時代にタイムスリップしてしまったのか」がそれらしく描かれていました。「旧戦自」では理由も分からずタイムスリップするところから始まるので、これは新たな解釈で面白いなぁと思いました。ただし、タイムスリップした隊員達を助けにいくまでに映画におけるかなりの時間を割いていたために、戦国時代でのドラマに割く時間を犠牲にしてしまっていました。タイムスリップしてからがこの物語のメインなので、そこをもうちょっとしっかり映像化して欲しかったなと思います。
「戦国自衛隊」とは、戦国時代の人々と、現代の自衛隊員のやり取りが面白い作品なんだと思います。自衛隊の武装によって戦国時代の日本を制圧するのではなく、戦国時代と言う時代において あくまでも自分たちが生きていくためにその時代の人々と関係を築く。その辺りを時間をかけて描いてくれないと、死んでいく隊員や武将に感情移入が出来ません。

元々の題材が面白いだけに、多くを期待しすぎたのかも知れませんね。それなりに面白い作品だったのですが、2時間で完結させるのは無理があったのかも知れません。連続ドラマで観てみたいなと思いました。
とはいえ、不死身の斎藤道三や、現代に飛ばされた飯沼七兵衛には笑いました。

左が「旧戦自」の新装版です。右が「戦自1549」の原作小説です。
   
新装版 戦国自衛隊
半村 良
   
戦国自衛隊1549
福井 晴敏 (著), 寺田 克也 (イラスト)

ボクもまだ小説は読んでいないので、読んでみたいですね。「戦国自衛隊」という作品に触れた事のない人には、まずは「旧戦自」の漫画版をおすすめします。

 戦国自衛隊(上)田辺 節雄
 戦国自衛隊(下)田辺 節雄

先程述べた、「戦国時代の人々と、現代の自衛隊員のやり取り」がしっかりと描かれていて、たった2巻にうまい事まとめています。というか、単純に面白いです。



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