5月:「皐月」
平成25年6月8日(土) 於:新宿 ふわり
兼題:「蜂」 「当季雑詠」
今回の季語は「蜂」ハチと一言で言うがその種類はハチ目の昆虫のうち、アリ以外のものの総 称 (広辞苑より)とか。確かにその種類はかなり多様です。鈴蘭さんより画像のご提供を戴き その多様さを再確認いたしました。各蜂の名称を調べる余裕がないのが心残りです。
筆頭の蜂は多分ミツバチ。花粉を抱えています。
☆ みつばちの羽音も軽く花の中 摩天
僕の鼻の孔は大きいので・・・「鼻の中」の転換ミスでした
☆ 蜜蜂は死せり貢ぎし日々の果 摩天
そう、ひもは女王蜂
☆ 新緑を一直線にくまんばち 一兎
そこのけそこのけくまんばちが通る
☆ 蜜蜂の絶えて寂しき橡(とち)の花 一兎
蜜の切れ目が縁の切れ目というわけ。
☆ 一匹の蜂にパニック午後の居間 鳥閑
僕の鼻の孔は大きいので・・・昼寝していると入ってくるのです
☆ 針隠し花粉吸ふ蜂とぼけ顔 鳥閑
いたって真面目なつもりなんですがね
☆ 辛き夜に蜂蜜食むや春深し 惟波
辛き夜を甘くする方法です
☆ 蜂蜜の琥珀の糸よ春愁い 惟波
ウィスキー漬けの蜂蜜
☆ スズメバチ去るのを待って深呼吸 鈴蘭
僕の鼻の孔は大きいので・・・うっかりすると吸い込んでしまうのです
☆ ミツバチや花粉の重さ今日の糧 鈴蘭
すなわち責任の重さ
☆ 熊ん蜂占領したり子供部屋 素頓
パニックその2につき○
☆ 耳鳴りて風の泳ぎし青葉かな 素頓
聴覚、触覚、視覚をフルに働かせた一句。
☆ トラックの荷台に揺れる蜂の箱 ゆめ
ドナドナド〜ナ
☆ 夕立来るらし雨の匂いのしてきたる ゆめ
破調句ですが、上手い。練達の一句。
☆ 丸蜂のふわふわの尻どっこいしょ 泰山
スケベ根性を出して尻に触るべからず、あとが怖い
☆ ささやかな花ではあるが蜂の餐 泰山
蜜も花粉もお持ち帰りまでして
蜂ギャラリー、素晴らしい画像の数々です。
これだけ蜂が揃えば蜂に思い残す事はありません。
鈴蘭さん貴重な画像をありがとうございました。 ところで虹はありませんか?
お気付気の方もおいでとおもいますが、「鼻の穴・・・」コメントが多々あります。
決して打ち間違えではありません。穴にこだわった方がおいでだったので・・・

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