3月:弥生
平成25年3月24日 於:新宿「京町恋しぐれ」
兼題: 「水ぬるむ」「当季雑詠」
ちょっとさみしい句会です。でも相変わらずの大騒ぎでした。
☆ 水温む車座になりストレッチ 惟波
老人クラブの朝会か
☆ 水温む歌口ずさみはかどりぬ 惟波
風呂の沸くのも早くなったことだし
☆ 街並みの雪に埋もれり春朝(あした) 素頓
開花宣言が出ると実感が湧かない
☆ 三回忌渚の水の温むかな 素頓
三回忌がいいです。その他の忌日では季語と合わない
☆ 水温む午後は茶房の長話 鳥閑
夜は閨房話無し
☆ 水温む朝の大盛り生野菜 鳥閑
草食系男子ご飯
☆ 梁黒き酒蔵の街水ぬるむ 一兎
試飲は出来ました?
☆ 抱かれてお宮参りの水ぬるむ 一兎
作者が抱かれているのかな?抱いているのは誰だ?
☆ 土手一面たんぽぽ咲きて明るける ゆめ
中学生のようなうきうきした気分になります
☆ 水温む同窓会の知らせ来て ゆめ
マドンナもいい歳だ
☆ 水温む向かいの席の大あくび 鈴蘭
見られてたか
☆ 春浅し百段上る達磨堂 鈴蘭
ありがたさ丁度いいぐらい
☆ 水温む顔中口の池の鯉 摩天
あっ、人面魚だ!
☆ 水温む並び地蔵の百の笑み 摩天
うまい句ですが・・・ちょっと嘘っぽいのが玉に傷
お一人で我慢してください
☆ 水温む年寄りも寄席で笑ひ居て 一桂
「も」をとって○
☆ 水温む帝釈天の竜の口 泰山
できすぎ (作者としてはニンマリです)
☆ 春塵や水上バスの小旅行 泰山
気持ちいだろうなぁ、楽しそうだなぁ、うらやましいなぁ
水上バスといっても手漕ぎゴムボートです。日本橋川を上りました。
何重もの首都高速。町が、川が台無しです。
東京は水の都です。水辺の光景を守らねば、と思いました。

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