過去4回記事にしました『
水木しげるの妖怪伝』からの抜粋である「へんな妖怪 マレーシア編」も、今回が最後になります。先ずはマレーシアの妖怪の中でも、姿が最もグロな妖怪「
首おばけ」です。類似する妖怪に、タイの「
ペナンガラン (
ガスー)」(
2011/2/26の記事参照)、ブルガリアの「
胃ぶらりん」(
2009/7/17の記事参照)や、ボルネオの「
ポンティアナ」(
2014/10/24の記事参照)などがおります。
内臓といっても管ばっかりで、人間の内臓では、ないぞう。
次は妖怪や精霊の宝庫"
セノイ族"の地に潜む「
土の精霊」です。音楽で呼び寄せられて、何をするのかと思えば、うつ伏せの少年の股間辺りにまたがって・・・
太ももに隠れて様子が見えないのですが、これはアカン事かもしれません。
次の「
ペナンガル」という名は、Wikipediaでは、先程参照したタイの妖怪「
ペナンガラン」の別名との記述がります。またややこしい事になっております。
水木大先生にはよくある事です。深く考えてはいけません。
次は、顔や姿が見るからにマレーシア妖怪っぽい「
とげ妖怪」。人間の寿命を見抜くのはいいけど、こんな妖怪に出くわしたら、折角見抜かれた寿命も縮んでしまうのではないでしょうか。
ネーミング、もうちょっと考えてあげて欲しかった。
次も、いかにもマレーシアって感じの妖怪「
尖り目」。先の「
とげ妖怪」と同様、ネーミングがちょっと・・・。確かに、目は尖っていますが、頭の方がよっぽど尖っています。尚、"カユ・サノング"って名前の木も、Googleでは判りませんでした。
なんか、「シュワッチ」って言いそう。
最後もネーミングが安直な「
大口」。なんとなく大蛇っぽいですが、図画は頭部しか描かれていませんので、もしかすると、本当に大きな口をもつ頭だけの妖怪なのかもしれません。
呑むのか吐くのか、はっきりして下さい。

3