コロナ禍による連日の暗いニュースの中、数少ない明るいニュース、それは惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから採取したサンプルが入ったカプセルの帰還であります。分析結果が待たれますが、もしも、宇宙生物の痕跡などが見つかると、それは大騒ぎになるでありましょう。いわんや、妖怪なんてと思いますが、1967年刊「少年マガジン」第52号の『
妖怪なんでも質問箱』には、驚きの
■答え■が記されております。
なんとそこには、"宇宙にも妖怪はいる" と書いてあります。それは「
ベム」と呼ばれるとの事で、本ブログでも
8/30の記事で、その一部を参照しております。
■答え■の文中に、例として挙げられている"
宇宙ボタル"といった妖怪も気になるところですが、今回は"いかにも"な名のついた"妖怪現象"を幾つか紹介します。
では先ず、"ゆうれい"と名が付いた怪獣「
ゆうれい怪獣キュドラ」。『
キャプテンウルトラ』に登場しました。先程の
■答え■にも出てきましたが「
宇宙の墓場」に住んでおり、死んだ人間の魂を食べて生きているという、完全に妖怪の性質をもった怪獣であります。
胴体に顔があるという特徴は、妖怪「はらだし」
を想起させます。
次は"ゆうれい"と名が付いた円盤、「
ゆうれい円盤」です。第2次大戦時に、東京の上空に現れて、空襲しに飛んできた米軍の戦闘機を追い払ってくれました。
まさか、同盟国のナチスドイツが開発したUFOではあるまい。
"円盤"の怪異といえば、本ブログの
2013/10/19の記事でも紹介している「
虚舟」が有名ですが、江戸時代に現れた「
人喰い円盤」がホラーであります。
食物連鎖の輪に、人間と円盤も入っていたって事なんだよね。
"ゆうれい"とくれば、次は"亡霊"。宇宙のどこかにある「
怪獣墓場」から、月ロケットにしがみついて、地球に来た亡霊怪獣「
シーボーズ」と、詳細不明の亡霊怪獣「
トーボーズ」です。
「トーボーズ」はその頭を見る限り、怪獣墓場から来た「ガメラ」の亡霊かもしれない。
ところで、日本の宇宙ロケットに乗ってやって来たとされるのが「
昆虫人間」。その人間にとっては"異物"である存在を、体内のバクテリアを、集まって退治する白血球の如く襲いかかったのが、
前回の記事で、
ねこ姉さんを凌辱したのと同じ、「
カッパ」でありました。
カッパさん達のおかげで、人類が危機から救われていたとすると、胸が熱くなります。

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