ここ"
妖怪の街 調布"が属する東京都では、会食事における新型コロナウイルス感染防止対策として、11月19日に「
5つの小」を合言葉にした提言が発せられました。『
小』が頭に付く5つのワードを集めて啓蒙を図ろうといういう算段であります。・・・と、いう事で、今回はそれにあやかって、『
小』から始まる名前を持つ妖怪をいくつかピックアップしてみましょう。先ずは「
小袖の手」。特徴ある古典的妖怪の一つで、江戸の遊女に関連した妖怪です。本ブログでは、過去に紹介しておりますが、今回は水木しげる大先生による図画での紹介です。
都内の濃厚接触を伴う接待業の方は、手指のアルコール消毒を致しましょう。
次は「
小幡小平次」。小平次さんは江戸から、今の福島県へ旅行しますが、そこで、同行した奥さんの浮気相手によって殺されます。でも、しっかりと幽霊となって江戸に戻って来ました。下の図画は、葛飾北斎によるものです。
旅行中は他人との"密"はさけましょう。
次は火の妖怪の一つ、「
小右衛門火」。奈良の小右衛門さんが、興味本位で怪しい火に近づいたところ、病死したという、怪奇譚です。これも水木しげる大先生は図画にしておられます。
病源は神出鬼没。 屋外で一人でも、マスクを着用すれば安全です。
次は「
小坊主」。「
赤シャグマ」(
2019/8/23の記事参照)の宇和島市における呼称であります。これも水木大先生の図画がありますが、今何かと話題になっている会食シーンとなっております。
会食は"密"を避け、人数は4人まで。
そして、最後はまさに驚きの名前「
小池婆」。巨大な猫の妖怪で、松江にある小池家の主の母に化けて日常生活を送っており、仲間(狼)の要請に応じて旅人を襲うとされています。下の画像はソーシャルゲーム『
あやかし百鬼夜行』の「
小池婆」です。
決して、小池都知事が"婆さん妖怪"ってわけではありませんから! 尚、マイナーな妖怪にも拘わらず、水木大先生はこの妖怪も図画にされております。但し、尻尾が二股になってる他は、ごく普通の猫の姿ですが・・・
ステイホームで、猫と遊ぼう!

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