昨年から今年にかけて、ゲゲゲの鬼太郎のニューブランド「
ゆる〜いゲゲゲの鬼太郎」の人気がLINEスタンプを中心に、徐々に上がってきているようです。ここ"
妖怪の街 調布"でも、11/23〜12/4の期間、調布パルコで『
「ゆる〜いゲゲゲの鬼太郎ショップ」in調布パルコ』がオープンしております。
デザインがクリスマスカードなのに、12/4にクローズって・・・
ヤカンを持つリアルな鬼太郎がせっかくの"ゆるさ"をぶち壊している感じです。
そもそも、鬼太郎は"ゆるい"キャラクターです。アニメの主題歌の歌詞からも判るように、"お化け"は基本的にニートで、鬼太郎も同様です。ねずみ男がやっかいな問題を持込んだりしなければ、又、妖怪ポストに届けられる依頼を無視したり、難題を選別したりすれば、今までの妖怪事案の8割はスルーできてているでしょう。もっと鬼太郎にはのんびりしてもらいたいと思います。
"ゆとり鬼太郎"です。
「
ゆる〜いゲゲゲの鬼太郎」は鬼太郎ファミリーの妖怪もラインアップされております。その中で、「
ぬりかべ」は基本的に"石の壁"ですので、なかなかゆるくするのは難しそうですが、
モエールパブリッシングの"
萌えわかり!妖怪変化ビジュアルガイド"の「
ぬりかべ」はかなり"ゆるい"です。それは、この本に登場する主な妖怪は萌え絵の少女が"妖怪コスプレ"をする感じで表されているからです。
"ゆるい"というより"よろい"「ぬりかべ」です。
では、一反木綿は?というと、日本の"ゆる妖怪"の代表格のひとつの
2008/10/3の記事でも紹介している「
びろーん」という妖怪に似ているといえば似ている気もします。こいつは仏壇に潜むメジャー妖怪「
塗仏」の低級バージョンです。・・・で、下の図画と解説は「
世界の妖怪大百科」から。
洋画のゴーストバスターズに出てきそうなB級妖怪です。
最後に歴史的・世界的に有名な、怪なる"ゆるキャラ"を紹介しましょう。古代エジプトの"
死者の書"に描かれている「
メジェド」です。シンプルなデザインの妖怪に見えますが、実際は神様です。
この神の想像図で、仏様になり損ねた妖怪とのレベルの違いが如実に表されてしまいました。

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