境港訪問録Dにある「あかなめ」。鳥山石燕『画図百鬼夜行』の描いた姿が一般的になっています。水木しげる先生もアレンジして摸写されており水木しげる記念館の「あかなめ」もこの絵を再現しています。
ところが、こいつにも多様なヴァージョンがあったのでした。先ず、水木しげる先生がコミックに描いたのがこれ。
ゴミの島「夢の島」から誕生した巨大なあかなめです。この巨人を「あかなめ」と断定した目玉親父、ちょっと違うんちゃう?
『佐藤有文著「お化けの図鑑 妖怪がとび出す」』
「あかなめ」に見えない事はありませんが、解説文が…(爆)。私なんか1回も見たことがありませんが年に1度は風邪という病気になります。仮に3回も見なくても1回でも見たなら間違い無く精神錯乱→病院送りです。で、3回も見た奴おるんかいっ!
『コアラブックス「妖怪画集シリーズ 日本邪悪妖怪伝」』
ウっ、ウミウシですか?別の意味でキモイ。こんなん知らずに素足で踏んだりしたらあんた、全身鳥肌100%
そして問題の「あかなめ」がこれ。
『「世界の妖怪」を探求する会 よくわかる「世界の妖怪」事典』
これはもはや日本語の妖怪というよりは「モンスター」。で、何かに似ていると思ったら、バイオハザードシリーズにちょくちょく登場する「リッカー」ではありませんか。この事典の初版刊行が07年8月。
おたく、リッカーをパクリましたね。

1