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2006/1/29

亡景  徒然浮草

 四ッ谷の教会が現在、建築工事中ではじめてイグナチオ教会に来た日のコトを感慨深く憶い出した。

 堅牢かつデコラティヴなゴシック建築の入り口には、大きな美しいステンドグラスの薔薇窓。荘厳な石と白壁の美しい建物の後ろには、クラシカルな司祭館があり、小さな中庭には小さな花をつける庭木の茂みに囲まれて白いマリア像がひっそりと立っていた。

 懐かしく、優しい空間。お気に入りの場所だった。

 現代建築の新しい大聖堂の天井は、咲き綻ぶ百合の花を憶わせ、意識を天上に運んで行くけれど、無機質で悲しい。ケミカル・ロジックな強制トリップみたいで、少し、流儀に馴染めない。

 かつての古い大聖堂の、緩やかに上昇する螺旋状のベクトルが懐かしく恋しい。

 もぅ、それは物理的に存在する事はなく、心の中に憶い描くより、其処に行く術は永久に失われてしまった。

 建築のスタイル、人間工学的なデザイン性、ファッション性、価値感、コストパフォーマンス…いろんな兼ね合いというものは在るのでしょうが、私は現代建築が好きでは在りません。美しさを感じないから……。

 ガラスと鉄骨と、剥き出しのコンクリートで作られた、デザイナーのエゴ丸出しの、やたらに仇光りするアレらを、正しいカタチだとはとても思えないのです。

 神経質な、痩せたギスギスとした…、(それが似合うシチュエーションもたしかにあるでしょうけれど)アレを「近未来的」と、表現するのなら、その近未来に豊かさを、私は感じません。いや、正しい言い方をすれば、ラボや厨房、オペーレーション・ルーム…等であれば、たぶん、それを美しいと感じる事でしょう。
 しかし、文系的な生活様式の場としての現代建築には、残念ながら全くと云ってよい程に魅力を感じません。

 そして、やはり、都庁は建設中が一番綺麗だった様に憶います。

 ただ、それらの建築物が膨大な量の粉塵と硝子の雨を降らせながら崩壊する様を想像すると、不謹慎かつ、不覚にも、如何な美しかろう事か…と、カタルシスと在る種の恍惚感に背筋が震える感覚を否めません。(いゃ、妄想ですからね。)

 桜の花の散るが如く、美しかろうねぇ。

 それは、ひとつの正しい在り方の様にも思えます。

 ………………………………………………………………

 ただ、四ッ谷の教会の工事現場に立つと、果てしない虚無感と哀しみに立ち竦んてしまうのです。

 直線的で鋭角的な楼閣は、まるで、カッターの様。

 茨の刺の様だった、ゴシック建築の楼閣は、空に向かって伸びていました。

 感傷…と、云うより、私は今、ささやかに、何かに絶望……しているのだと想います。

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