貫くことのみが正であり、正が貫けぬと離脱するのなら、貫くことのみが正であることを示さなければならない。
貫くことが不正であるというのではない。
貫くことのみが本当に正なのかを問わねばならない。
貫き通そうとする姿勢は貫き通してはじめて価値のあることであり、貫き通すことができないなら離脱するというのは、単に責任のない、都合の良い、脅しである。
群としての判断は、群の意見ではなく、全体の個の意見の濃度の重心である。
であるなら、群の意見が変化するのは当然である。
問題があろうがなかろうが、群の意見は変化するのである。
それを制御できるかどうか、受け入れるかどうか、確固たる姿勢を示すかどうか、それは結果である。

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