暇をつぶす工夫というものがなくなってしまった。
携帯電話という暇つぶしグッズ、ポケットゲームというどこでも遊び便利グッズ。
自転車に乗りながら、携帯電話でメールを送信する。
なんて器用なのだろう。
しかし、なんて危険なのだろう。
暇つぶしというニーズに的確に応えるサービスを提供すれば、きっと的にはまり、これを基本にビジネスすれば、大きな利益を生むことになるだろう。
ただ、このような刺激をむさぼるように求めている間は、神妙なる深い淵にわが身を落とし込み、自己を清浄化させるなどということは難しい。
頭のなかが真っ白になる思考停止してしまうようなショックを与えるしかないのだろうか。
わが身を客観的に見つめ、自我と他我の境界をさぐり、反省し、生き抜いていく知恵をどこかで獲得してもらいたい。

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