超越と内在

自分は欲しいと思うもので領域を形成している。
欲求が満足すれば、それを持ち続けることがあたりまえで、さらに次なる欲しいものを思う。
自己は欲求という花弁が重なった蓮のつぼみである。
たとえは美しいかもしれないが、それは度を過ぎればとても醜い、苦しいものである。
しかし、真の我を見つけようとすれば、蓮のつぼみはその真なる中心を露わに、花弁を広げる。
最後は欲求という花弁を全て落とし、真のみとなる。
真となった瞬間を悟りといい、花弁を広げつつある状態を楽化といい、全てを仏という。