7月19日に夏季休暇で京都観光へ行った際、源光庵に立ち寄った。
悟りの窓・迷いの窓、血の天井で有名らしい。
マイクロバスの観光客と時を同じくし、天井の話やらなんとなく添乗員さんの話を横から聞かせていただき、奥の方(正面を向いて左)の高い肘掛のような椅子に腰かけていた。
悲惨な出来事の寺であり、なんとなく重い雰囲気だったので、般若心経を暗読し、成仏を願った。
妻が立ち上がり、帰ろうとしたので、少し間を置き立ち上がろうとすると、私のジャケットの右裾が引っ張られ、いったん途中まで立ち上がったが、腰を落とし、また座ってしまった。
何かにひっかけたかと思い、裾を見たが、何もない。
もう一度立ち上がったが何もなく、そのまま歩きだしたとたんに、さきほどのマイクロバスの観光客のうちの一人旅の男の人が倒れ、足先を抱えて苦しんでいる。
畳の上にスズメバチがいたらしく、それに刺されたらしい。
刺された場所は畳が一段低い通路的な部分であり、私が戻るとしてもそこが経路となる。
偶然の二つの出来事は、私にとっては「何かに守られている」といったことを改めて感じた出来事であるが、一般的には単なる偶然であろう。

0