2007/7/31
「1997年11月17日のうた」
「愛」と「力」
それは同一なるものの表われの差
「愛」なき「力」はいずれ途絶え、
「力」なき「愛」は姿を変える。
「愛」は言葉なき力
「力」は言葉としての愛
思い出してみるがいい。
母の懐の暖かさを
赤子が乳房を噛んだとて
放り捨てる母がいようか。
赤子が夜泣きをしたとて、
布団に押し込む母がいようか。
母から「愛」を奪っても
母から「力」を奪っても
赤子は育たない。
赤子は母から産まれ
母の乳房を吸い
母の胸の中で眠る。
母はなぜそれをする?
それを問うて何になる。
「愛」、「力」そのものがそれである。
森羅万象の母
その意志に目覚めることが
我が生の到達点
我が魂の到達点
そして始源

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投稿者: Show-Time
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