泌尿器科の灯りともしている渚 明
不眠症だった靴下だった頃 〃
「渚」が何ともいい!・・文学的!命への郷愁が・・分かりやすい句です・・私でも納得できます・・灯りが渚をともすのではない・・“渚が灯りをともす”――これが氏の作品の特徴でしょうか・・石部氏の“作句システム”が垣間見れたような(苦笑)・・「必尿器科」や「不眠症」という、らしからぬコトバを使うのも氏の特徴です・・気のきいたコトバで少しシャレてみてもいいのですが(笑)・・が、違うコトバでは氏の川柳は生まれない・・作家固有の作品創造の秘密がここにあります。
体調を崩されたとの事・・拙句でお見舞い申し上げます 「雲になり 水にもなって 生きる老い」・・どうぞお大事に。 岡順
ありがとうございます 明

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