
↑パンフレット表紙

岸田劉生(古谷君の肖像)
「陰翳礼讃」とは谷崎潤一郎の随筆。まだ電灯がなかった時代、西洋では可能な限り部屋明るくし、陰翳を消す事に執着したが、 日本ではむしろ陰翳を認め、それを利用する事で陰翳の中でこそ生える芸術を作り上げたのであり、それこそが日本古来の芸術の特徴だと主張する。(ウィキペディアフリー百科事典)
特に多くの画家や写真芸術において「影・陰」は興味のつきることのない自然現象としてあらわれる人やものの影、あるいは光の交錯によってできる「陰」は重要なテーマとしてさまざまに描かれているようだ。
勿論、川柳でも「影」は、自己投影として、あるいは分身として数多く詠まれているし、「陰」も作品の陰翳に欠かせない存在としてよく描かれる。
その「影と陰」を特集した国立新美術館の企画あると知って、今日、会議が終わって行ってみるつもりだったが、パンフレットをよくよく見れば9月からだった。
九月に東京で会議があればいいが・・。
http://www.art-inn.jp/tenrankai/002674.html

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