「おかじょうき」の第14回杉野十佐一賞『穴』の入選句と選評がネットに発表された。
大賞 次の人どうぞと穴が呼んでいる 高瀬霜石
(特)ちえみ(佳)れいこ・由紀子・むさし・否可立と、私以外の選者は全員入選としている。多数決という観点からみると一人だけボツにした私の立場は不利だがそれはどうでもいい。しかし、かなり練達の句で入選にするかどうかに迷ったのは事実。そのときふっと前年度の準特選の句を思い出した。「お帰りなさいと便器の蓋が開く」。対象とする「穴」「便器の蓋」に人格を与え反転させて作者と視点とするユニークな作りだが、パターンはおなじではないかと思いボツにした。まさかおなじ作者だと思わず、二番煎じと思いボツにしたのだが、大賞作品として評価された以上、私は必要以上にきびしくこだわった反省をするしかない。
霜石さん、おめでとうございます。
http://www.okajoki.com/tosaichi/14th/index.html

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