最初の2日間はりょう君を見るために午前4時まで起きていた。りょう君は海辺のコース特有の風に対応できないままずるずると後退し予選で沈んだ。私のテレビ観戦も2日でおわる。ほかのゴルファーも試合も眠いのを我慢するほどの興味はない。
だがオールドファンには懐かしいあのトムワトソンが初日から首位に立っている。59歳。飄々とした自然体。ほかの若い選手は力任せに風をねじ伏せようとするのだが、ワトソンは風に逆らわない。風を味方につけているかのように、プレーを楽しむように、ゆったりと歩き、ファンの声援に手をふる。
それが見たくて、昨日を今日もテレビ観戦である。現在もう20日午前1時40分。同じスコアの若い選手2人とワトソンおじさん首位を死守している。
最後は若い選手たちに屈するかもしれない。だがワトソンの活躍は全英オープンの歴史として語り継がれるだろうし、私は勇気を貰った。がんばれワトソン・・。
あっ単独首位になった、いけっワトソン・・。

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