越後とは備前からははるか遠い国と思っていたが越後湯沢までは東京から1時間少々。勿論、新潟まではまだまだ遠いが、この越後湯沢にしてもそうそう来れるものではない。それなのに2日滞在して、川端康成ゆかりの宿が目と鼻の先にあるというのに、それを見ることも叶わず会議を中座して東京へ引き返した。
東京の会議の次期のトップ人事は建前が壁になって膠着状態が続いていたのだが、「ええい面倒や、ジャンケンで決めよか」という私の乱暴な提案に、建前は一気に崩れて、まさかジャンケンというわけにはいかないがほぼまとまった。私以外なら誰がなってもいいというのが私の本音。これ以上川柳を犠牲にはできない。
夜はしたたか飲んで今朝は起きるのも辛かったが、昼過ぎまで打ち合わせやら雑談でうじうじ過ごしてから皆と別れ、岡山に着いたのが4時頃か。
まだ若いとはいえ、昨日ホテルのズボンプレス機にかけたのに電源を入れ忘れていたよれよれのズボンとおなじぐらいは疲れていた。
しかし、いつも寄る駅の近くのホテルの珈琲にほっと寛ぐ。だいたい珈琲の味さえすれば何でもいいという私の鈍感な舌にもここの味はまた格別。今日一日は朝からこの珈琲を思い、この珈琲を飲むためにあったような気がした。心身ともに癒された。
明日は青年部ソフトボール大会で開会の挨拶と、優勝旗授与まで一日拘束される。去年は試合にでてハッスルしたものの、一週間ほど足を引きずる羽目にたって若い衆に笑われたから、今年は何もしないつもり。やっぱり
若くはないのにムリはいけない。

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