三次会のカラオケは二手に分かれて、それでも定員の倍は押し込んで消防法に絶対触れるぎゅうぎゅう詰め。
私は開口一番「新家完司には歌わすな〜」と絶叫したのだが、もう新家完司が歌っている。彼、川柳はあまりうまくないが(ここ見てないだろうな。ナイショね)、歌は絶品。後がやりにくくてしょうがない。それでもおくれを取らず逸星翁も渋い声を張り上げている。選者も投句者も開放感に浸って笑いの洪水。
私は結局「あっちの部屋で歌わしてくれへんのや」と甘ったれて、部屋を往復して数曲は歌ったはず。それでも歌いたりなかったのか、なんと寝言で歌ったらしい。
私は、全郎、茂俊、きゅういちら若手と大部屋に寝ることにしていた。寝言は言わない、イビキもかかない優等生で誰にも迷惑をかけることはない。だが、「明さん夜中に歌ってましたで・・」と、体調を崩して青褪めている全郎が言う。体調を崩したのは飲みすぎのせいなのに、恨めしげに私を見る目はどうも「アキラさんの寝言、いや寝歌で寝られんかったせいや」と言いたげである。
あのおとなしいきゅういちまでも「歌ってましで」とぼそり。
さらに森茂俊のブログは
「少し空が白み始めた頃・・・突然誰かの歌声が部屋の中で・・・一小節ほど歌って・・イビキ。えっ!今のは寝唄(こんな言葉あるのか?)???。さすがに寝唄でも明さんはうまかったです。(^_-)
と告発しているではないか(笑)。もちろん、まったく記憶にない。そして、記憶にないことは「なかった」ことなのである。アハハ・・。

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