メタボリックシンドロームとは200万人とも言われている動脈硬化予備軍を指す。
まあ40過ぎればおじさんもおばさんも皮下脂肪をたんと抱えて、みっともない体型になるのは仕方ないのだが、厄介なのは政府がこの成人病の予防検診を、40歳以上の国民全員に義務づける方針を打ち出したことだ。
社会保険、国保組合、市町村国保などの被保険者が対象になるのだが、政府は4年先までに受診率70%達成の義務とペナルティを打ち出しただけで、実際にこれに取り組むのは各団体である。
検診の対応をしなければならない医師会も困惑している。
もう一つ問題は、予防によって治療費の抑制効果があると政府は言うのだが、逆に、検診によって莫大な要治療者を掘り起こすことにならないか。腹囲80何センチだったか、それを超えるとすべて要治療となれは、どの保険組合も財政的に、恐怖に近い混乱が待っているような気がしてならない。
きびしい財政難を抱えて、何とか自主運営に取り組んでいる保険組合に、無理難題を押し付けてくる政府に振り回されるているのだが、怒りの矛先をどこへ向けたらいいのだろうか。
・・とまあ、川柳には関係ありませんが・・・

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