妙薬を飲まない子供たち

2021/7/30 | 投稿者: 鹿苑院

これがZ世代ということなのだろうか、甥がテレビとスマホとタブレットにしか興味を示さない。
あまりに見苦しいので見かねて年齢相応の本を与えてみたが、「重くて持てない」「スマホで目が疲れたから読めない」と言い訳ばかりが達者で、疲れたはずの目でスマホゲームをやり続ける始末。
妹夫婦には悪いが、あまり良い育ち方をしているとは思えない。

うちは裕福ではないので家族で海外旅行に行ったことなど一度もないし、大学受験も国公立限定で大変苦労したが、僕を本を読む子に育ててくれたことは本当に感謝しており、最大の恩のうちの一つだと思っている。
世界で一番広い場所は本の中だ。海外旅行に行くのはたいへんな金とまとまった休みがいるが、本を開くだけでどんな国のどんな時代にでも行け、どんな人にも会える。読書は最大の娯楽であり最大の勉強でもある。玄奘三蔵の言葉を借りるまでもなく読書は人生の妙薬である。

父は絶対に僕にテレビゲームを買い与えなかった。これについては必ずしも絶対善だったとは言い切れないものがあるが、上述の甥の姿を見ていると、僕は将来生まれてくるかもしれない自分の子供に、必要最低限以上にはスマホやタブレットを触らせたいとは思わない。
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