祖母の葬儀

2021/6/17 | 投稿者: 鹿苑院

父方の祖母の命日に母方の祖母の葬儀という奇妙な巡り合わせになった。
仕事柄老人によく接しているのでそこから出てきた持論だが、高齢になるほど人間は二極化する。すなわち何を見ても文句しか言わないひねくれた老人か、何があってもニコニコしている穏やかな老人のどちらかになる。
僕にとって、後者の代表格が母方の祖母だった。37年間、怒ったところを一度も見たことがない。

94歳という長寿を保ち、死に際こそ誰も立ち会っていないものの、その直前に最後の話し相手になった介護士さんの手を取りニコニコとしていたという。
なにか善導さまの発願文を思い出してしまった。死に際が安楽であるほど上等なグレードでの極楽往生をした証拠と言われるが(浄土真宗ではこの考えは否定しているが)、上品上生の往生とはこれではなかろうか。
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