緑茶は緑色であるべきなのか

2021/4/20 | 投稿者: 鹿苑院

古来、日本茶は澄んだ山吹色が最良とされている。緑茶とか紅茶という名前に付いている色の名前はあくまでも乾燥した茶葉の色を指すのであって、抽出液までその色だという意味ではない。

しかるに、近頃一部のペットボトル緑茶のCMで緑茶は緑色であるべきだという喧伝がなされている。
聞けば商品開発部でも緑色にしようとするほどお茶の風味が損なわれていくので大変に苦労したというが、それは不自然な物を作っていることの証左ではないのか。
百歩譲って緑色の独自性を商品の魅力として謳うのは良いが、「緑茶という名前なんだから緑色でなきゃいけない」という間違った認識をマスメディアの強力なエネルギーでばら撒くのはいかがなものだろうか。大袈裟に言わせてもらえば文化の破壊とすら言えないか。

別のペットボトル緑茶のCMでは、「緑茶は味で選ぼう」と言っている。色でなく大事なのは味だろ、というど正論をぶつけてきたわけで、かなり露骨に前者商品に宣戦布告しているCMに見える。
これほど企業間のライバル意識がバチバチと見えるのは傍から見ると面白く興味深い。この商業戦争、目が離せない。
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