青と蒼と碧と

2021/2/8 | 投稿者: 鹿苑院

芸能人の芸名のみならず、最近は子供の名前にも「蒼」という字をよく見る。訓読みすれば「あお」であり、「青」では平凡だから珍奇な文字を使えばカッコいいと思っているのだろう。

そんな人たちにこの事を教えてあげたらどう思うだろうか。「蒼」とは「生気のないくすんだ青色」を意味する事を。およそ人名に使いたくなるようなプラスの意味とは言い難い文字である。
つまり、「優」の代わりに「憂」を使ったり、「大和」の代わりに「倭」を使ったりするのと同じ。平凡を避けてカッコいいつもりで見慣れない珍奇な字を選んだ結果、とんでもない意味になっているパターンである。
やはり昔の人が使わなかった文字には使わなかった理由があるのだ。

ちなみに、どうしても「透き通ったきれいな青色」を表したいならそれは「碧」である。
「青く流れる」を意味した自らの芸名を「蒼流」ではなく「碧流」にした椎名さんは賢明だった。
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